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ブラジルの現代アーティスト、エルネスト・ネトさんに作品について相談する

今日の記事は個人的な創作メモです。

自分が現代アートをやりたいと思う前、たまたまネットの画像で作品を見かけ、「これはすごい!」と思って見に行ってしまった作品があります。
作家の名前はエルネスト・ネト。ブラジルのアーティストさんですが、私が初めて作品を見た時には、その名前も知りませんでした。

人が触ることができ、イキモノみたいに傷つきやすくやさしい作品で、世界で一番好きな作家さんです。

「憧れの人と話してみたい」

現代アートをつくる側になった時、すごい作品をつくるアーティストさんたちと話せるようになりたい、というのが自分の夢のひとつでした。

そしてなんと、2020年に作家ご本人に会うことができたのでした!

コロナになって海外にも行けなくなり、自分が表現したいコンセプトは見つかったけど、それをどう作品として落とし込んだらいいかは分からない。そんな悩みがドツボにハマってた2022年、助けを求めるようにエルネスト・ネトさんにメッセージを送りました。そしたら

ZOOMで話そう、自分も一緒に考える

と言ってくれたんです。その後も1ヶ月に一度、話し合って考えて行こう、自分も日本について勉強したいから、みたいなことを言ってくれたんですが、まだその後の連絡はできていません。

英語が苦手すぎて振り返りできなかったというのもありますし、自分の中で考えが深まってなかったというのもあります。深めようとするほど、考える時間をとってなかったというのもあるので、ここでネトさんとの会話のメモを見つつ、自分に対する問いをたくさん立て、考えるきっかけをつくることにします。

・私にとって膜といえるものは何か?
・膜とはなにか?
・膜はなんのために必要か?
・膜があることで何が起こるか?
・インスタレーション作品にとっての「膜」はなにか?
・環境と膜の関係性を一言で言うなら?
・1メートル程度の作品で膜を表現するなら何ができる?
・社会にとってのがん細胞とはなにか?
・社会が病気であるのはどこでわかるか?
・社会が病気であると何が起こるか?
・社会の病気が治療されると何がおこるか?
・社会が癒されていること、治りつつあることはどうやったら分かるか?
・死とは何か?
・作品にとっての死とは何か?
・持続可能とはどんなことか?
・なぜ持続できるのか?
・作品が100年後も残っているためには何が必要か?
・私たちは環境あるいは社会によってコントロールされているのか?
・コントロールされているかはどうしたら分かるか?
・コントロールされていないとしたら、どこに違いがあるか?
・成功とはなにか?
・成功したかどうかはどこでわかるか?
・他の人が成功していることは周りにいても分かるか?
・成功によって私たちは何を得るか
・成功によって失うものはあるか
・私は何から考え始めるべきか
・社会とはなにか
・なぜ社会を治療したいのか
・社会は治療されるべきなのか
・環境によって自分たちはどんな病気になるか
・日本文化の根本思想とはなにか?
・日本といえば?
・外国人から見て、日本が魅力的に感じるとしたらそれはなにか?
・外国人から見た日本のイメージとはなにか?
・日本のリアリティとはなにか?
・自分が手放せない「日本」的部分とはなにか
・自分が表現したいものはなにか
・無責任とはなにか
・責任をとるとはどういうことか
・自分がやりたいことは何か
・やりたいことができたら社会に何か変化はあるか、あるいは変わらないか
・変わるとしたら何が変わるか
・変わらないとしたらどこが変わらないか

会話内容のメモはこちら。ちゃんとまとめてるわけではなく箇条書きです。ここからは有料記事にします。

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