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読まれる記事ってなんだろね?アルライターおこめさんの『マイ・ブロークン・マリコ』の記事を解析してみる

おもしろいお話があって、それを誰かに紹介するなら、やっぱり読まれてほしい。自分が紹介したことで読まれたり売れたりしてくれたらいいですよね。

マンガサイト「アル」でライターをやってるおこめさんの記事がとてもわかりやすくていつもうまいなぁと思っているので、どこらへんが記事としていいのかをちゃんと考えてみることにしました。

題材にしたのはこちらの記事です。

みじんこは医療関係のおはなしが好きなので「医療」みたいなことが書いてあると、とりまチェックするのですが、この『マイ・ブロークン・マリコ』は医療系ではなく、もともと全く知らない知識ゼロのマンガでした。

(おこめさんがチョイスするマンガ、みじんこは全部読んでないのです。名前も知らないような状態からおもしろそう、とりあえず1話読もうかなって思わせるのがすごいなと思っています)

『マイ・ブロークン・マリコ』も、記事を読み終わった時に、これはおもしろそう!と思い、読みたいリストに保護しました。

ちなみにライターになる前からおこめさんはアルでのコマ投稿の数がハンパなく、ライターになった時のSlack初投稿の時から「あの人がきたー!」みたいな感じでSlackが湧きました(人気すごい)。

『マイ・ブロークン・マリコ』の記事はまずタイトルが秀逸で、内容が分かるとともに、自殺した親友の遺骨と旅というまとめ方でものすごく気になる感じになってます。

このタイトルから
・なんで自殺したの?
・なんで遺骨と旅?
・旅してどうする?どうなった?
みたいな気になりポイントがいっぱい湧いちゃうんですよね。

タイトルってとても大事なので、タイトルだけで記事をクリックするかしないかがけっこう決まるはず。

第1話が掲載された直後からその衝撃的な内容にSNS上で大きな話題となりました。

記事はまず、冒頭がいいですよね。
話題になってたよって言われると、行列を見つけたみたいな感じで一応チェックしよっかなって気にさせられます。これが例の行列理論です。

コマ投稿ができるマンガなので、印象的なコマのチョイスもとてもよくて。(コマ投稿できるのってアルの魅力のひとつですからね)

みじんこがこれまであんまりやってないことで真似したいところとしては、どこらへんが感動ポイントみたいなのが書かれてるのもいいなぁと思っています。

>その生々しさに思わず引き込まれます。
>心を動かされます。

こういうポイントがあると、〇〇系なら私も好きだわぁっていう人にヒットしやすいんじゃないかなと思ったんですよね。

恋愛の愛され感、スポーツを通じた友情、政治的駆け引き、命を賭けた頭脳ゲーム、ほのぼのおいしいグルメ紹介、みたいなジャンル分けが記事から匂ってくれると、その作品を全く知らない人にとって、「あ、これは自分の好き系だわー」とか分かりやすいです。コマ投稿できない作品の場合は特に。

まとめると

1)内容を一言でまとめている(タイトルと冒頭に凝縮)
2)感動するポイントがまとめてある(ジャンル)
3)文字量とコマのバランス
4)コマのチョイス

みたいなところが知識ゼロの人でも楽しめるポイントかもしれません。

特に「一言まとめ」がとても重要で、作品を一言でまとめ、その一言がすでにおもしろい状態であることがけっこう大事そうです。みじんこは自分で小説を書いているので、これをきっちりやれないと自分でおもしろさを伝えられない=他の人もおもしろさを伝えにくい、って感じになりそうです。

あと「ジャンルを意識」というのを、記事を書く前にやろうかなと思ったみじんこでした。

ところで、pixivコミックで1話無料で読める『マイ・ブロークン・マリコ』ですが、1話から衝撃すぎて買ってしまいました。

すごく短いおはなしなので、無料マンガが大量に増えてて積読になってる人でもサクサク読めます。

終わり方、とてもよかったですね。なんか救われました。

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