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忍耐力がつくとアート作品は飛躍的にうまくなる気がしているよ

何事も我慢が大事だなぁと思ったので、自分のために描いておこうと思います。

獣医から現代アーティストになった私ですが、もともとの飽きっぽい性格が作品作りに悪影響しつづけています。完成まで我慢ができなくなってしまうんですね。早くリリースしたくて仕方がない。

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アートのインスタレーション作品については、最初の個展の準備に8か月かかったことから、リリースまで長い期間を我慢することができるようになったんですが、その他の作品はまだまだ我慢ができません。

ずっと創作しつづけたいのであれば、この「我慢ができるかどうか」っていうのは、とても大事な要素です。
特に、今は写真やテキストを簡単にアップロードすることができる時代。いろんなものがインスタントになっているからこそ、時間をかけて制作していく忍耐力があるかどうかって、自分の創作の将来を分けるような気がしたのです。

時間をかけたらいいものができるかっていえば、そういうわけではないのですが、どちらかというと、時間をかけることもできるし、早く創ることもできる状態になってるといいのかなと思ったのです。

作品をつくるにあたり、時間をかけてすごいものを作るほうがたぶん簡単なんです。一個のマルを描くより、千個のマルを描くほうがすごく見えます。

思い返してみたら、インスタレーションのような大型作品については数か月や一年がかりで制作することが当たり前になってきていましたが、ペインティングやドローイングなど、平面作品だとどうしても小さな1作品に時間をかけまくってつくる、というのをやっていなかった気がします。

一度がんばって1か月くらいかけて作品をつくった時、その作品と比べると他の作品はきっとしょぼく見えると思うんですね。(自分も最初の個展の作品より自分でいいと思うものが創れるようになるまでに2年くらいかかりました)

ふだん10時間かけて絵を描いてる人が、1週間かけた場合、でき上がりにすごく差が出ると思うんですね。そして一度そういう作品ができると、それ以下にするのってできないと思うのです。下手だなって思っちゃうから。

そんなわけで、我慢してペインティング作品をつくるっていうのをやってみようと思っています。

今までやったことがないほど長く時間をかけた作品って、自分の限界をすごく引き出してくれますよね。って考えつつ、コンセプトを考えるのにめちゃくちゃ時間がかかっています。手が動く段階ってもう完成だよね。笑


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