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序曲「エグモント」に関するエピソードと親友と打ち解けるまでの私

#ベートーベン  作曲の「序曲エグモント」を高1の文化祭で演奏した曲であり、

音楽教諭だったひとりの顧問の推薦曲と言う理由でオープニングに選曲したことで、すぐ客逃げされるという危惧から真っ先に非難した。

そういった私の意見に同調した仲間も、

曲の初めが「暗い」という理由で、底辺校らしからぬ文化祭がダメになるどころか、オープニングはノリがいい曲にしろと陰で文句を言っていた程だ。

曲構成としては、

悲壮感な感じから始まり、中盤の「苦悩」を経て、明るく前向きなエンディングで締めるものであることから、顧問の一人がエンディングの部分が妙に気に入っているそうだ。

当時は聴いていて眠くなる様なクラッシック音楽を好まず、激しくノリがいい曲を好んでいた私は、

違うパートだったものの、表題の曲のエンディングに合わせて足でリズミカルにカウントする亡き親友の足元を見てしまい、大人しい性格ながら、前向きな様子であるということを知る様になる。

高校入学以前に理不尽な出来事が続いていた悲壮感を親友に察された時、

学校を卒業したことを機に疎遠にしてリセットしてしまう癖がついており、同様なことをしてしまうのではないかという葛藤があった。

#陰キャ  を自覚している私は合宿前の部屋分けで、

それ以前に絡んだ人達が人望がない同類ばかりであるというコンプレックスから、言葉にしないものの、 #陽キャ  グループと絡む憧れがあったという表情が他の仲間に薄々気付かれてしまい、仲間に誘ってくれた親友の気持ちを無駄にするなと責められたことがあった。

その思いが、

目の前の現実を背けていることに気付いたことに気付き、入学前の「悲壮感」→親友の気持ちを理解しなかったことに対する他の仲間からの非難を受けた「苦悩」→合宿を通じて親友とのやり取りで「生涯の友」と見做せるようになった「エンディング」という曲構成が生前の親友と出会うまでの脳内テーマ曲になってしまった程だ。

親友が亡くなってから落ち着いて表題を含めた #吹奏楽  等の室内楽を落ち着いて聴く機会が増えたことで、

感情脳から理性脳の思考にシフトするようになり、不幸続きの人間関係から親友に出会ってから好調期だった半生を象徴する #私の勝負曲  の一つである。

天国に旅立った親友に、

夢は信じれば必ず叶う
現時点では不幸であっても前向きになれ

と「エグモント」の曲構成みたく語りかけられている気がする。

#自己紹介









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私の勝負曲

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。