子宮全摘後の患者から見た子供の話②

手術前日の夕方の回診時の出来事。

主治医が病室に入る前に若い頃から興味がある特撮役者さんのツイッターの写真で、その番組で共演した実姉と同年代の元女優さんの現在の姿を久しぶりに目にし、実母とほぼ変わりない姿にまで変貌していたことに衝撃を受けた。

実際に子宮を全摘したら彼女のような白髪だらけの皺くちゃなおばあちゃんに一気になってしまい、女性らしさをを失うことの恐怖に怯えていた。

同時に入院前から前職の元上司や元同僚達から女性らしさがないと言われたのは勿論、 #子宮筋腫 を抱えながら #不妊 体質に悩まされている心無い発言や様々な形で妻子絡みの話をされて気が引けた。

言われた当初は何事もなかったような振りをしていたことでさえ辛かったが、病室に入った主治医に涙ながら話したことによって本来の自分に取り戻したような気がした。

普段から本音で話せる仲間がいないことを自覚して、露骨に嫌な表情をしたら人間関係の悪化は勿論、私の査定にまで影響するために抑圧していたことを思い返した。

そんな表情を見た主治医は #リュープリン 注射 で抑えても副作用どころか限界がくるほどの失血により瀕死の状態で救急搬送された時の私の表情が忘れられず、一刻でも私の命を早く救いたいということを初対面の頃からということを伝えたかっだのだろう。

産科も受け持っている主治医の話を聞いた私は過去に出産を希望していたということがあり、何らかの事情で機会を逃したことに対して悔いはあったものの、過大なストレスで子宮に影響を及ぼしてしまい、妊娠していたとしても最悪の場合、流産する危険性があるという判断もあったという意味合いで言われたのだということに気付いた。

#子宮全摘 に至るまでの状態で妊娠困難であることを判断して断念したことを以前から理解した上で翌日の手術に臨んだ。

手術の時間までの憂鬱な気分が麻酔が切れた後に消えたのと同時に、今まで受けた苦痛を何らかの形で伝えようと決めた。

子宮全摘全摘をして子供を産めない体になってしまったのは当然であり、7年間悩まされた大出血から解放されたものは良いのだが、周囲からの冷たい目線を向けられるといった精神的な苦痛という課題を抱えている。

実社会で楽しそうにしている親子連れの姿を避けて外出をすることは勿論、Facebookで子供の話題しか書かない友人に辟易して止めるほど辛い経験をしているほどだ。

そんな現実から目を目を背けるのではなく、これからどう接すればいいのだろうか...?

#婦人科疾患 で子宮を失ったために子供を授かれなかったことにを理解がある知人等に関しては関係を継続していきたい方向でいくが、前述の苦痛に関する発言を繰り返す人達をされたら #セクハラ は勿論、無神経に子供の話をされたら精神的ハラスメントと見做すという発言と同様に悩まれている方達と情報共有できればと思っている。



只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。