データ入力の女王になってから現在に至ること

1992.4に入社して配属された職場では、客先から入金された情報を端末で入力する仕事に従事した。

配属してからすぐに電話対応をしてから45分後に退職するまでそれに絡む仕事を禁止され、課内の業務分担表に私が担当する客先がなかったことから、入社した会社にいても将来性がないと感じ、退職を考えたぐらいだった。

月末処理でメインバンクから大量に来る時間帯の処理を任された先輩の一人が難なくこなせるところを見た私は、いつかはそうなってみせるという嫉妬心に燃えた。

まだひよっ子だった私は彼女達に追いつけず、一日で完結しなければならない仕事でかつ、金額が1円でも合わなければ残業になるという厳しい仕事だったので、最短距離で定時で帰れる方法を思索したほどだった。

前職を退職してから6年後、雇い止めされた前職で再び #データ入力 の仕事を携わることになり、初職の経験で認められて再開した。

周囲は #パソコン に疎い高齢者ばかりのせいか、かなり遅く感じたものの、初職当時のままでやったら

入力速度がかなり速く、ミスが少ない

と評価されるようになり、大口の物件を任されるまでに至った。

その影響で他のデータ入力担当者の仕事がなくなってしまうという弊害が出てしまったことから外されてしまい、他の難関といわれる #パソコン ソフトを使用する仕事に回される事態となった。

この時点で現在は #派遣社員 や #パート でも出来る #単純作業 の類に分類され始めたという報道をされ、働いている人なら誰でも出来る仕事に成り下がったことから、この仕事は卒業したといってもおかしくない。

当時は仕事に必要なものはパソコンと #運転免許 が必須であるものの、現在のデータ入力に関する部分はシステムのオートメーション化や下請けに投げるといった企業側の効率化を目指すべく、私を含めた従事していた人達を #失業 してしまう事態に至った。

その影響で失業した私はパソコン以外の特技がなく、何かお役に出来るものがあるのだろうか...？

私の年代が従事していた過去と同じ #事務職 で #再就職活動 をしても年齢的に辿り着けることは困難であり、加齢が原因で若年僧並みのペースに追いつけないことということで判断されて、戦力外にされるのは現実的だ。

又、 #インターネット の普及によるパソコンとお世話になる生活が当たり前となったことによって、年齢的による必然的な #底辺 呼ばわりされることがある。

今までのはOA機器操作の経験から学んだ知識や仕事の全体的な流れを読んだやり方を提供することは勿論、不明点があれば #検索 や書籍では調べたり、わかる人に訊けば熟せるスキルを持っていることを自負している。

現在は前述のよう理由で #実務 から離れた生活をしており、家庭の事情でデジタル機器に触れることを制約されているものの、今までの経験を活かし、アナログ的要素を経験してきたものを取り入れて生活をしている。