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セリフだけのシナリオ〜女医の追い回し〜

2018の夏の終わりに #多発性子宮筋腫  に関連する #リュープリン  注射の副作用による大量出血で救急搬送された病院に入院した当時の主治医との会話の一部。

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関連人物

O医師 当時の主治医であり、 #慶大病院  の後期研修医として派遣、現在は別の病院に異動。 昭和55年生まれ。

M医師 O医師と同時に同じ病院に赴任。 役付でありゆとり世代らしい。慶大病院所属

I医師  #東京女子医大 出身。 現在は異動。

H医師 入院した病院の産婦人科の責任者、主任部長。過去の外来、救急搬送及び術後対応で面識あり。慶大病院所属。

K医師 手術時に立ち合い及びO医師の不在中の回診で面識あり、指導医で役付。 慶大病院所属。

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◯救急搬送された病院の個室に移動

私「O先生の初めての外来で、仕事してないでしょ?って言われたから、もしかして評判が悪い 女子医大の所属ですよね?」

O医師(優しく)「違う、私は慶應の医局に所属しているのよ。それをいうならI先生。」

(私、唖然とする。)

私 「実は、雇い止めされていた会社の近くに女子医大があるんですよ。本社採用された実父も同じ会社に勤めてていて、仕事中に腰痛でそこに行ったんです。その時対応してくれた医師の対応が悪くて喧嘩してたという話を聞いた程ですから、そこを敬遠しているんです..。」

O医師「おうじゃさんって繊細な人ね。でもI先生は違う。彼女は腹腔鏡手術のエキスパートで、留学経験何ある優秀な先生よ。」

私 「私、女子校には行ったことないんですよ。高校受験の時に中学の友達がいじめられっ子タイプだからいかない方がいいと言われた程苦手なんです...。」

O医師「あなたのいう女子校は全然違う。レベルが高いところだってあるのよ。じゃあI先生と会ってみる?」

私「いいです...。」

O医師「私もそうなんだけど、他に慶應に所属している先生がほとんどだけど、後の3人は他に付属しているんだよ。」

私「だったらO先生に診てもらってもいいんですけど...。」

O医師「他にH先生、K先生、M先生と後もうひとりの先生も慶應に所属しているのよ。」

(私、頷く)

私「M先生はいつも外来で見かけますけど、私よりかなり若くてサバサバしてますね。しかも、雇い止めされた会社の後輩がM先生にあまりにも似過ぎて、見ただけでもとてもムカつくことを思い出すんですよ」

(O医師、笑う)

私「しかもギャル系のDQNみたいでしたし、性格がキツそうな感じでしたね。」

O医師「M先生はそれでも賢い人よ。それに、私にとっては大切な同僚だから...。手術が終わったらM先生と会ってみる?」

私「いいです...。」

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(中略)

私はO先生の回診の度にM先生の名前を挙げた話を必ずといってするが、O医師が

そんなにM先生のこと好きなのかと疑われてしまい、他の医師らに呆れられる。

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(手術後、大部屋に移動、同室にM先生が受け持つ患者もいた)

ある日の朝、M医師が受け持ちの患者の回診のため入室、私はベッドの上に置いた水を飲む為に起き上がろうとしたら、M医師の異常に声が大きいダミ声が聞こえるものの、白衣の裾が侵入されてしまい、驚く。

それが数日間続き、私はベッドのカーテン越しからM医師の回診のする所を覗いたり、その隙に歯磨きをする振りをしてM先生が退室する様子を伺う。

私「(M医師に)おはようございます...。」

(M医師、逃げる。それを2度繰り返す。そして退室)

私「M先生に挨拶したら逃げられてしまったんですぅ...、」

病棟看護師「M先生は入院患者さんをたくさん抱えているのよ、それぐらい分かって。」

私 「それぐらい分かってますけど、それに比べてO先生の入院患者は私だけですよねー(笑)」

(病棟看護師、呆れる。)

別の病棟看護師がその件で騒ぎ出し、面会に来た実父に告げ口をしたらしく、激怒された。

又、M医師はスタッフルームで前述の話をO医師に告げ口をしたらしい。

◯その日の夜の回診

O医師から退院日の連絡を受け、その後の注意事項を話を終えたついでに...、、

O医師「ちょっと!M先生に何したの⁈悪気ないと思うけど、回診の妨害とはいわないけど、いきなり襲うのはやめろ。しかも、見識がない不気味な患者さんといっていたわよ!」

私 「ごめんなさい...。」

O医師「それと、M先生は私にとっては大切な同僚であることも覚えといて、いい⁈」

私 「わかりました...。」

O医師 「週明けから私休むから、代わりにK先生の回診受けるんだよ、いい?」

私 「はい。」

(O医師、退室する)

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◯退院前日、病院内のコンビニ

(退院後のおやつを選んでいる私の姿を見たM医師)

M医師「こんにちは。」

私 「こんにちは。」

M医師「明日、退院だね。」

私 「ありがとうございます。無事に手術を終えて、ここまで復調したのは皆様のおかげです。ここでM先生と会えるなんて思ってもいませんでした。」

(M医師、笑う)

私 「先日はいきなり驚かせてすみませんでした。その時のO先生の回診でものすごく怒っていらっしゃったから、本当に怖かったです。因みに昔、問題児で家族を困らせるようなDQN扱いされていたぐらいでしたが、私のことどう思いますか?」

M医師「全然普通だよ。O先生が言うには、辞めた会社にいた後輩さんに似ていると言う話をかなり聞いたけど、どこが似ているのかな?」

私「強いて言うならメイクの仕方がかなり似てましたね。因みに雇い止めされた会社の後輩にかなり似ていて、外来で通りかかった時にギャル系の彼女との間にあったトラブルを回想していたぐらいですからね...。」

(M医師と私、しばし談笑している間にM医師のスマホに着信音がなり、そこで別れる。)

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退院後の二回の術後検診を経て、子宮筋腫に関係する外来終了するものの、入院中にM医師と会えたことをO医師に告げることができなかった。

O医師はこの4月に同じ地域の病院に異動、私は引き続き失業生活が続き、実父の衰弱によって家事が負担になった関係で多忙となり、再会するのが困難になった。

結局、メディアを含めたネット上といった二次元でしかお会いすることができない困難さもあり、うまくいけばnoteで話題になってみせると誓って、病院を後にした。

#熟成下書き













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熟成下書き

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。