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今、私にできること・・・

今年の元旦に起きた能登半島地震。
お正月ということもあり、とても人ごととは思うことのできない災害。

それでも、人ごとなのかもしれない。
同じ状況下ではないから。
温かい家にいるのは間違いないし、私たちは普段と同じ生活を送っている。
息子も普通に部活に行き、サッカーの練習をしている。
私も変わらずお弁当を作りSNSにアップしている。

それが悪いと思っているわけではない。
ただ、それどころではない人たちが今いるという事実を知っていることは必要。

そんな中、自分にできることなんて本当にあるのだろうか。

自分がまだ若い頃、阪神淡路大震災が起こりボランティアに行ったことがある。
私は横浜に住んでいたが、父の知り合いから連絡があり父から「行くか?」と聞かれ、迷わず「行く。」と答え神戸に向かった。

7日間ほど灘区の老人ホームで被災された方々と共に暮らし、水道の復興までひたすら水を運んだ。
同じお弁当を毎日いただき、1週間お風呂に入らなかったのも初めて。
現地の方々と仲良くなり焚き火を囲み、一緒に涙したり歌ったりしたのは今でも鮮明に覚えている。
他の現場ではボランティアが辛い思いをしているという話も聞いたが、私はいっさいそんな経験はしなかった。

大工のご主人の足の爪を切ってあげる奥ゆかしい奥さまを見て、私もいつかこんな奥さんになる!と思ったのに・・・どうしてこーなった・・・笑

お風呂を↑の棟梁が作って、みんなで大喜びしたり。

全く知らないおじさんが「東京で地震があったら、俺らが行ってやるからな!」と今大変なのは自分達なのに応援してくれたり。

災害が起こるたびにあの時のことを鮮明に思い出します。
自分が若かったこともあり、できた事だとも思う。
あのことの自分にできたことだったと思う。

じゃあ、今私にできることは・・・
小さくてもいい。
あの時も小さいことだった。
それでも少しの助けにはなった。
少なくとも棟梁とその奥さんの笑顔は見れた。

「どうせ、私の力なんて」ではない。
今できることはある。

なので、私はお弁当を作る。
石川県のお米をいただく。
大切に食べる。

お肉はスーパー特売350円。
お米は石川県白山の美味しい白米。
お米が主役のお弁当。

早い復興を願って。
そして、また考えよう。
今、私にできること。


1月開催した「部活弁当」の講座代は全て義援金とさせていただきます。
部活ができない子どもたちへ
応援しています。






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