隣の芝の青さを憎む
好きな歌をだた好きなだけでいられなくなったのはいつからだろうか
あんな歌詞が、あんなメロディが、あんなフレーズがなんで思いつくんだろう
作品に嫉妬して上手く表現できない自分を憎む
歌うことは好き
でも歌を歌うだけでは、きっと表現なんて言えないんだろう
自分の言葉で、メロディで、フレーズで、歌を歌えてはじめて自分を表現できるはず
どうにももどかしくて悔しくて羨ましくて憎い
私はただのスピーカーやアンプにしかすぎなくて、そこに心や愛や決意はない。
好きな映画や小説をただ好きなだけでいられなくなったのはいつからだろう
構成が、背景が、演出が、そういう深読みばかりして、
偉そうな評論家を気取ったように分析したつもりになって
自分じゃ何も創れないくせに。
私には何が出来るか考えてきたけど、結局出来ない事ばかりが浮き彫りになって、楽しいとか面白いとかそういう純粋な気持ちはどんどん小さく遠くなってしまった。
才能のないことになんて気づかなければ良かった。
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