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 全部自分好みも面白くないじゃない?

 家具やカバンひいては家まで自分たちの好きなようにカスタマサイズ出来る現在。お金を出せば、自分好みの一品に出会える。私達はひどく恵まれた時代に生きているかもしれません。でも全部自分好みに完全にカスタムされたものばかりはひどく味気ない。


 街中でふと歩いていると思いもよらぬ好みの商品に出会えて、心躍ることがあります。その場ですぐ買わずにその商品についてあれこれリサーチしたりもする訳ですが・・・。店頭で直に出会える衝撃というのはやはりインパクトがありますね。これだからウインドウショッピングはやめられない。突然ピンとくる感じ。動物的な嗅覚に近いかも。

 
 TVや雑誌からネットへといくらトレンドが移り変わっても、アナログな名品発掘作業は大事。自分に似合うインテリアや家具などは、結局自分で見つけ出すしかないもの。誰かに勧められて買うというより、自分の感性にピタッとハマるか。そして予算をどこまで出せるかとの兼ね合いであります。


 恋愛もこんな感じかもしれませんね。どこに重きを置くかはその人によって違う。誰かにぴったりなあの人が、自分にぴったりなわけでもなく。巷で流行っているインスタントな出会いより、相手をしっかり知れる時間も必要。コンビニで商品を手に取るように、相手をとっかえひっかえは違うかも。きっと完璧な理想の恋人はどこにもいないんじゃないでしょうか。


 もちろん自分も完全無欠ではないはず。理想だけをいくら追い求めたところで、どんどんつらくなるだけ。いないから意固地になって、また探したくなるんでしょう。既婚者の人によるとどうやらこの人と結婚するかもそんな直感も出会ったときに働くらしい。まだ私もセンサーは発動していませんが・・・。


 オーダーメイドな理想の恋人よりも、オンリーワンな恋人探しが気楽な気もします。結婚できるのは、ひとりだけなのだから。うわべだけの綺麗な条件ばかり並べて付き合うと、うかうか弱みも見せられない。あまり続かない感じがします。


 


 


 

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