料理と記憶について

 料理があまり好きでない方は、料理について苦い記憶をお持ちだったりしますか?色んな番組を見ていると、皆食事や料理って必ずしもいい記憶ばかりじゃないんだな。そんな風に思う事も多くて・・・。例えば誰と食べたか家庭ごとの食事の雰囲気だったり、そういうもの込みで人の記憶に刷り込まれているようにも思えます。


 料理嫌いになった原因としてはせっかく作ったのにけなされたという理由が真っ先に挙げられるでしょうか。料理には失敗というリスクは、つきものです。大きな失敗をしていないはずなのに、何だか味がぼやけているなんてよくありますしね。


 失敗をしてはいけない空気が、蔓延しているこの世の中。家の中でくらい多少失敗しても良いじゃない?料理というのは、いつも同じ味を保つのは大変難しいんだけれど・・・。食べる人もそこら辺の事分かった上で召し上がって頂かないと料理が好きな人って自分で「何だ自分には案外料理向いてるかも。」と上手く気持ちを上げていける人が多い



 逆に料理を苦とする人は、完璧主義な人が多いように感じます。出来ない向いてないかもという挫折感を味わうのもたまには悪くありません。ただそういう人の周りに乗せ上手な人がいるとまた違うんです。「誰だって最初から出来たわけじゃない」というのもきっと分かるはず。こういう話って仕事にも通ずることがあって、つくづく周りの環境にも大いに左右されますなぁ。


 料理からみえる現代人の心模様。晴れたり曇ったりの繰り返しですね。年齢性別関係なく生きていく以上食べる事はずっと続いていくのだから。料理や食事にまつわる楽しい記憶をたくさん作って、日々の暮らしを楽しんで欲しい、とも思うのでした。


 

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