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 湯治リベンジ作戦

 私は20代の時に湯治をした事があります。当時疲れていて、しばしお休みしたくなっていたので九州で数日ほど。欲を言えばあともうちょっと長くいたかった。お湯につかって体が軽くなってると実感した矢先、もう帰らなくちゃいけなくなった。名残惜しい後ろ髪を引かれる思いで帰途に就きました。自分の中ではやや不完全燃焼湯治体験。


 もし今度行くとしたら、どう過ごすか考えるのも楽しいです。自炊して日々をぼんやり過ごすのもあり。ぬる湯に長くつかるのもあり。一か所じゃなくてぐるっと温泉街をめぐるのもあり。そして何週間か逗留するのもあり。効果を感じるには、やはり温泉につかり続けるのも必要かと。


 どうやら最近若い子たちも好んで湯治するらしい。ふらりと1人で来る人も多いとか。みんな疲れてるんだなぁ。どうか身体も心もゆっくり休めて下さい。やはり心が疲れて、癒しに来てる人多そう。かくいう私も初湯治の時はストレスで肌荒れが出来ていたほど大変だった。肌も心もガサガサ。


 ただ温泉に入って心を無に出来たかというと、そんなすぐにはクリアにならない。けれど頭が軽くなったり悩みから一瞬解放される感じはありました。でもそれで十分。旅をすると、ついあれこれ欲張り勝ち。でも何もしないというのも、また一つの治療。だって疲れているんだから。ただ休ませるだけ。それだけで十分。メインが湯治というお気楽温泉旅も悪くない。旅のしおりなど作らないぼんやり旅って究極の贅沢。今日の予定なんて、そもそもありません。


 せっかくだから脳もたまには休ませてあげないとね。あくせくせずに、たまにはハイパーデジタルデトックスも良いでしょう。


 追記 個人的には長野の温泉がすごく気になってます。まとまった休みが取れた暁には、またゆっくりと。こうやって文章に書くと、ものすごく行きたくなってきました。

 

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