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豊かさについて

 
 私の幼少期はかなり景気が良くて、消費をよしとする風潮がありました。ファミコンが発売され始め、週末には家族で外食なんてよくある光景だった。物質的な豊かさは、みたされていたのにどこか心まで満たされず。そういう子供多かったんじゃないかと思います。


 「勉強頑張って一流企業へ入る」とか固定された価値観で世の中が、ぎりぎりうまく回っていた時代でしたからね。ただ大人になってふと流行りのものを買うとかそういう事ではない別の豊かさも自分にとっては必要だったと思います。


 親のせいとか時代のせいではなく、自分自身がもう少し他の事に時間を割いたら私の人生もっと豊かになったかもとも後々になって強く思います。今SUVテイストの車が売れてるのもそういう影響多少あるんじゃないかな。グランピングやキャンプブームなども同じ感じでしょうか。子供の時に経験できなかったことを、大人になって何らかの形で追体験したい。ある程度の年齢になって男女問わずまだやり残した事がある人が、ものすごく多い。若しくは家庭をもった親御さんたちが、自分の子供には自分達と別の豊かさを知って欲しいと願っているようにも見えます。アウトドアブームって、そういう背景も多少あるのかなと。私なりに勝手に分析しております。

 何が正しいより何を見てどう感じるかそこからどう成長できるかが、その人にとってすごく大事では。いくつになってからでも始められる事ってたくさんあります。身近な所にも大してお金をかけずに楽しめる趣味ごろごろ転がっているもんです。身の回りに一人指南役がいてくれたらもう大助かりです。初心者としては色々アドバイスもして欲しいし。

 人は物質的な豊かさが、ある程度行きついたら今度は精神的な豊かさを追い求めたくなる生き物なのかもしれません
。逆もまた然り。時代の価値観も振り子のように揺れ戻しもありますから。

 自分がこれから家庭をもって子供やずっと先に孫が出来たら、色んな豊かさを沢山経験してもらいたいなと思います。その先に色んな生き方や働き方のヒントが、埋まっているような気がしてなりません。

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