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 おいしいものをつなぐ人

 
 世の中には美味しい物・魅力的な食べものがたくさん出回っていますね。でも世に知れ渡るようになるまでに色んな人の手を介在して、ようやく消費者の手に届く。普段の暮らしでは、そんな当たり前の事にも中々気付けません。


 バイヤーさんなど目利きと呼ばれる人達のおかげで、私も美味しいものにありつけているんだな。そんなことを考え、以前セブンルールを見ました。日本全国を飛び回って買い付けしている女性バイヤーさんの暮らしが、とても興味深かったです。

 バイヤー岩城さんの「美味しい物を作る人は、そこに専念してくれたら良い」となんとも頼もしいお言葉。そういう風に言われると、作る側も安心して商品任せられますね。


 「今や自分で作って、PRして売って一人で何役もこなすのが当たり前」何て常識のように言われていたけれど・・・。本当にそうかな。昔ながらの職人さん達に、そこまで求めるのは酷だという気もずっとしていました。生産者の腕を信頼して、密な関係を作れている人の言動にはとっても説得力があります。 


 無添加だったり、国産の原料とかそういうもので作れば自然と値段は上がってしまう。それでも欲しいというリピーターがつくには時間もかかりそうですよね。売る側のも販売戦略は、相当練っているでしょう。良いものを世に届けてくれる人にも尊敬の念が湧いてきました。バイヤーさんって、作る人と売る人更に買う人色んな人をつないでくれる素敵な仕事ですね


 「自分がここの商品をずっと食べたいから」そう語るバイヤーさんの姿がとても印象的でした。そういうものしかお客さんにもおすすめ出来ないというスタンスはとても格好良い。単なる取引先という関係を超えて、継続的に付き合い続ける一見シンプルなようで誰もが出来ない事です。長いお付き合いって昨今のビジネスの世界で薄れてきているから。昔懐かしビジネスのやり方もまた復権してきているならのならば大歓迎です。


 一時的にお金を落として、すぐ飽きたじゃ日本の産業は全然育たないし本当に好きな商品は、長くリピートする。何故なら私がずっとこの商品を愛用したいから。そういう賢い消費者でありたいなと思いました。SDGSとか持続可能性ってきっとそういう事も含めての話でしょう?


 追記 真面目にものづくりをされている方々が、評価されるきっかけづくりって本当に重要なんですね。誰にでもチャンスは、平等にめぐってくる社会へ。そんな期待を込めて書いてみました。


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