たまに身体が欲する食べ物
味わい深い名言です。このごろ山田詠美さんのエッセイを読んでいます。前作吉祥寺デイズが面白くて、そのまま続編の本作も拝読中。特に食べ物にまつわるエッセイが好きです。身体に悪いと分かっていながらも食べてしまう時ってありますよね。罪悪感や背徳感は、時に最高のスパイスとなりえます。
ただジャンクな物はたまに食べるからこそ、また一層美味しく感じるのでしょうね。作中でも似たような事を山田さんが語られておいででした。冒頭で引用した発言もジャンクな物は、主食ではない事が前提の発言ですから。
ジャンクなものをたくさん摂りすぎてしまうという人は、もしや我々の心の栄養が足りていない?現代ストレス社会で人々に多くの負荷がかかり過ぎているのでしょう。
ただある時TV番組でジャンクフードを作っている会社のお偉いさんが、食育についてさらっと語っているのに強く違和感を覚えました。若い世代でがんになったりするのは、いくらか食生活や生活習慣も関係しているはずで。ジャンクな物の摂取もうまくコントロールせねば、決して長生きできませんよ。食育って本来そう言うものじゃないかな。
いくら若い女の子に産婦人科系のがん検診受けましょうと啓発するだけじゃ間に合いません。栄養のバランスが取れたものを普段食べつつ、たまに食べるものがジャンクフード。本末転倒にならないよう気をつけたいところです。
生活習慣病って中年以降に表面化するイメージが強いのに、10代20代でも注意しなければならないなんて。ジャンクな物は刺激も中毒性も強いのです。私はひとりで全部食べなくて済むように、誰かに渡します。全部ペロリと平らげてしまいそうなので・・・。
時々堕落メシと形容される食べ物ってありますよね。大体バターとチーズがたっぷり。心に良いものもほどほどに、そこそこ健康な暮らしを送りましょう。
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