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<事例紹介>Zoomを使ったオンライン保育(名古屋市 守山幼稚園)

おうちえん編集部 中川です。先日、KitS導入園でもある名古屋市守山幼稚園で実施されたオンライン保育に参加させていただきました!今回は、その様子を少しご紹介したいと思います。

オンライン保育の背景

守山幼稚園は、新型コロナウィルス感染拡大以前から、SNSで積極的に園の情報を発信してきました。

4月に発令された緊急事態宣言により園を自由登園とし、保育が必要な園児を受け入れる一方で、自宅待機をする園児・保護者に向けては、FacebookInstagramYouTubeTikTokおうちえんなどをフル活用して、『子どもたちの笑顔を守る』・『子どもたちを笑顔にする』ための、さまざまな取り組みを行っています。

今回のZoomを活用した保育も、その取り組みのひとつとして実施されました。

※Zoom:ビデオ会議システム。スマホやパソコンを使って、どこからでも参加することができます。

Zoomって何がいいの?

守山幼稚園の先生方は、いつも楽しく情報を発信していますが、Facebook・Instagram ・YouTube・TikTok・おうちえんなどは、先生から子どもたちへの一方通行なので、先生は見ている子どもたちの反応を知ることができません。

Zoomはビデオ通話システムなので、子どもたちの顔を見ながら会話をすることができます。今回は、子どもたちと一緒に活動したい!ということで、Zoomを使用することになりました。

保護者への事前のお知らせ

オンライン保育を実施するにあたって、保護者へはZoomの参加方法について事前にメールで連絡をしたうえで、Instagarmも使って告知をしました。

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オンライン保育の内容

今回参加した園児は年中・年長で30名程度。せっかくの「双方向」ということで、KitSの保育を実施することになりました。

KitSには「らくがキッズ」という教材があります。上の写真のような丸や長方形の形を何かに見立て、色や模様をつけたすことで別のものに変身させちゃおう!という教材です。もちろん「正解」はありません。絵の成熟度・完成度も関係ありません。子どもたちの自由な発想を引き出し、十人十色の個性を尊重し、みんなで楽しもう!という活動です。

普段のKitSではiPadを使ってお絵描きをするのですが、今回は紙とクレヨンを使います。

①まずは「丸」のお題から。
先生が、自分のアイデアを見せます。これより面白いアイデアが出せるかな?

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②お絵描きタイム

先生のアイデアを見たら、それぞれお絵描きタイムです。思い思いに、集中して作品を完成させていました。

③発表タイム

先生が「発表したい人〜!」と声をかけると、みんな画面の向こうで一生懸命に手を挙げて、大アピールです。指名されると、嬉しそうに発表していました。

りんご・ドーナツ・おうさまあめ・もうすぐ割れそうな卵・ねこちゃん・先生・・・。他にも風船・タイヤ・地球など、いろいろなアイデアが出ました。ほとんどかぶっていないのが、すごいです!

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先生も大喜び!

大喜び

④次のお題は四角です。

カバン、牢屋とおまわりさん、クレヨンセット、お弁当、銀河鉄道スリーナイン、スイッチなどなど、こちらもたくさんのアイデアが出ました!

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「カバン」を描いてくれた女の子は、「このカバンを持って公園に行きたい」と発表していました。

先生は、一人ひとりの作品に、とても丁寧な褒め言葉をかけていて、絵の背景にある思いもしっかりと引き出していたのが印象的でした。

Zoomならでは・自宅ならでは、のよさ

今回Zoomで保育をして、子ども達の反応が見られることが一番嬉しかった、と先生はおっしゃっていました。

子どもたちは、保護者やきょうだいと一緒に参加できるのが、とても嬉しそうでしたし、自宅なので、とてもリラックスしている様子も印象的でした!画面に向かって発言するのが少し恥ずかしそうなお子さんもいましたが、みんなで拍手を送って、とてもあたたかい雰囲気が生まれていました。

オンラインでもオフラインでも変わらない保育を

守山幼稚園は、「オンラインでもオフラインでも変わらない保育を」というビジョンを掲げ、この苦しい時期を前向きにとらえた取り組みをされています。

オンラインでも、先生の温かさや子どもたちの思いがしっかりと伝わる、とても素晴らしい時間でした!

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