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【体験談】不登校でも大丈夫ってホント?学校に行かなくてもどうにかなっている話〈期間限定無料〉

最近は

学校に行かなくても大丈夫

無理に学校へ行かなくていい

と言われることが多いです。

もちろんこの言葉で安心する方もいるでしょう。

ただ、やっぱり不登校になるのは不安でいっぱい。

頭のなかで緊急会議が開かれるお母さんお父さんがほとんどだと思います。

ときには、

  • 「行かなくていい」って言うのは無責任

  • 本当に大丈夫なの?

  • 具体的になにが大丈夫なのか教えてよ

なんて言いたくなることも。

「学校に行きなさい」と叱られるよりはマシなものの、じゃあどうしたらいいか?と答えを知りたい気持ちはよくわかります。

結論からいうと、年齢、地域、金銭事情、家庭の状況、子どもの性格、障害の有無、エネルギー量など、100人いれば100通りなので、明確にこれをすればOKと示せるわけではありません。

とはいっても、これじゃあ何も解決しないに等しいので、今回は不登校でもどうにかなっているわたしの体験談考えをまとめてみました。

不登校時代の、

  • 勉強

  • 友達

  • 社会性

  • 昼ごはん

  • 進路

  • 仕事

  • 思い出

  • その他の経験

など、サクッとですが紹介します。

専門的に学んできた内容やこれまでむさぼるように集めてきた知識を踏まえて、役立ちそうな情報ものせておきますね。

※基本的に保護者向けに書いていますが、最後には不登校のあなたへのメッセージもあります。

不登校でも大丈夫だった体験談

  • 小学校:低学年行き渋り

  • 中学校:一時期不登校

  • 高校:高2で中退

の経歴をもつわたしの体験談をまとめていきます。

記憶の関係で、中学・高校時代の話がメインです。ご了承ください。

ちなみに、小学生の行き渋り時代は

  • 行きたくないと言ったら休む

  • おうちで少し進研ゼミをやる

  • 週に1回の習いごとは嫌でも行く

  • 買い物やお散歩などは連れて行かれる

  • 休んだ日は工作とかをして遊ぶ

  • 「なんでお休みしてたのー?」と聞かれたときは、「調子が悪かったんだー」と答える(実際にストレスで熱が出ていたので)

って感じでした。

低学年だとすべてを自分の意志で決めたり、先を考えて行動したりするのは難しかったです。

わたしの場合、

  • 規則正しい生活をする

  • 家庭のルールを決める

  • 少し強引に連れて行かれる

などは必要だった気がします。

母にいろいろ選択肢を示してもらいながら、「これならいいかな〜」「これは嫌だ〜」とか決めていました。


不登校でも大丈夫だった話①:勉強

わたしの体験談

わたしは通信教育をメインに、自分のペースで勉強していました。

小さいころから愛用していたのが「進研ゼミ」。

受験期はスタディサプリなど別の通信教育を使っていたこともあります。

不登校になって最初のころは、エネルギーがなく疲れていたので、寝たりスマホをいじったりしていました。

まったく勉強はしていません。

少しずつ元気になってきたころ「勉強しなきゃ」という思いが強くなり、

ゆずなら大丈夫だよ〜

無理しないでね〜

と優しく背中を押され、ポツポツと勉強を再開しています。

ただ、いざ勉強を始めてみると、ほとんど忘れていて、信じられないくらいおバカになっていて絶望。

体調不調のせいで集中力もなくなってるし、頭も働かないし、心が折れました。

しかし母は

休んでれば忘れちゃうのも当然でしょ〜

まあ、ゆずならできるでしょ〜

なんて言ってくれて、なんとかここまで来れた気がします。

市販の参考書も活用して、高校3年の河合模試では偏差値70を達成できました。

案外なんとかなるもんですね。

とくに小中学生の範囲は、数ヶ月あればあっという間に取り戻せる印象です。

ちなみに、心の調子に波があるうえに体調不良だったので、できるだけ

  • 外出が必要なもの

  • 欠席連絡が必要なもの

は控えていました。

金銭的な事情で、家庭教師とかフリスクとかも候補に入らなかったです。

ひとこと

塾や家庭教師をはじめ、コロナ禍以降はオンライン個別指導も充実しているので、自分に合うスタイルを選べばいいと思います。

ほかには、適応指導教室や別室登校、フリースクールなども。

無料のアプリや学習動画も配信されているので、うまく活用するといいでしょう。

【無料教材の例】


やる気さえあれば、いくらでも選択肢がありますね。

正直なところ、勉強の効率でいったら個人でやるのが一番。

遅れは取り戻せるので、何ヶ月、何年も学校に行っていないからもうダメだ…なんて諦める必要はありませんよ。

ただ、不登校になると心も身体も万全でないことがほとんど。

無理はせず、今までよりもラクな勉強を心がけたほうがいいかもしれません。

【補足】

不登校では見守りが大事ですが、なかには積極的なサポートが必要な子もいます。

不登校でなくても、自分から勉強する子とそうでない子がいるように、その子に合わせた声かけ手助けは必須です(とくに小学生)。

無理やり勉強させるのはNGでも、子どものタイプに合わせて、うまく勉強に導くことは大切でしょう。

役立つかもしれない情報

わたしが「まずは試してほしい!」と思っている勉強法勉強手段はこちらにまとめています。

よかったら参考にしてください。

おうち部「不登校でも勉強に追いつく方法は?実践テクニックを大公開」

おうち部「不登校の勉強は何から始めるべき?はじめ方のポイントと挫折を防ぐコツ」

おうち部「【最新版】迷ったらコレ!不登校におすすめの通信教育4選」

おうち部「【神サポート】一度は試してほしい不登校におすすめの家庭教師5選」


おうち部「【厳選】不登校の勉強におすすめ!使わなきゃ損するアプリ5選」



不登校でも大丈夫だった話②:友達

わたしの体験談

以下は高校時代の話です。

偶然にも近所の仲良い同級生が高校を中退しており、似たような境遇なので、いろいろ話をしていました。

その子も入院したりバイトしたり、わたしも心と身体が死んでいたり、会うのは1年に3、4回。

それでも、お互い大きな心の支えになっていたと思います。

そばにいてくれる絶対的な安心感があるので、たまに会えれば十分なんですよね。

この前も、

お互いいろいろあるけど、

どん底に落ちるのもしょうがねぇ、

何もできないのもしょうがねぇ、

いつも立ち上がるわたしたちはスゴい。

無理しちゃダメ、のんびり行こう。

なんて話していました。

それ以外は、バースデーメッセージを送ってくれる友達が数人。あとは関わりなしでした。

また、中学以降はTwitterで共感できる同世代と仲良くしていましたね。

自分だけじゃないんだ」と思えた経験は、一人で抱え込まない・絶望しないって意味でも大切だった気がします。

たとえSNSでもわたしのことを丸っと受けいれてくれる存在はありがたかったです。

ただ、SNSで中途半端につながっていると、「羨ましさ」とか「悔しさ」とか余計な気持ちに振り回されるので、同級生とのSNSはやめました。

それと同時に縁も切れました。

でも、心はラクだったので、ときにはこういう自衛措置も大事かなって感じます。

友達は大人になってからいくらでも作れますから。

わたしの場合、友達の数とか遊びに行く回数とかではなくて、家族以外に自分を受けいれてくれる存在(大人含む)が、前に進む鍵だった気がします。

ひとこと

不登校初期は、エネルギーもないので引きこもり気味なのは仕方ないでしょう。

人付き合いはエネルギーを消耗しますからね。

もし仲良い友達がいれば大切に、いなければSNS、日常の買い物など、ちょこっと人のつながりがあれば十分だと思います。

とりあえずは、親と話せていれば十分です。

ちなみに、友達と関わることにはメリットもデメリットもあります。

相手やタイミングによっては、良い方向にも悪い方向にも転がります。

人付き合いやそこから生まれるあれこれは、自分の意思だけでどうにかできるものではありません。

友達がいなくても死ぬわけじゃない。作ろうと思えばいつでも作れる。

「友達友達」と考えすぎず、なるようにしかならない精神でいるのが一番でした。

役立つかもしれない情報

もし子どもが

友達と遊びたい

と言えば、連絡をとったり、習いごとやフリスクなど居場所を見つけてあげたり、サポートしてあげてください。

オンラインゲームやSNSも場合によっては、気の合う友達がみつかるかもしれません。

ただ、これには危険性もあるので、小中学生だったら親の関与は必要でしょう。

最近だと、フリスクにある子どものためのチャットはいいな〜と感じました。

一人にならないためにも、安全な子どもたちだけのSNSみたいな場所があるといいですね。

  • うまく友達を作れない…

  • 話すのに自信がない…

  • 友達を傷つけてしまう…

  • 過剰に疲れてしまう…

など悩んでいれば、自分の性質を知ったり、コミュニケーションの本を読んだりしてみるのもいいでしょう。

【おすすめの本】

齋藤孝「これでカンペキ! マンガでおぼえるコミュニケーション」

鴨頭嘉人「もう人間関係で悩まない!コミュニケーション大全」




不登校でも大丈夫だった話③:社会性

わたしの体験談

社会性」という言葉は抽象的で、正直よくわからないのが本音。

ここでは、

自分の感情だけを優先せず、まわりと折り合いをつけながら、コミュニケーションをとったり協力したりする能力

だと仮定してお話ししていきます。

わたしは幼稚園のころから、一人で黙々と作業するのが好きでした。

インドア派で、友達とわちゃわちゃすることは苦手です。

それでも母は、

みんなと遊びなさい

外に行きなさい

とか言わずに、ただただ見守ってくれました。

わたしの気持ちを尊重してくれたのが、本当にありがたかったです。

おかげで、親子の信頼関係や心の安定感をもとに、ここまでやってこれたと思っています。

後から聞いたところ、かなり心配はしたそうですが(笑)

人間それぞれ向き不向きはありますからね。

令和の時代は、集団に身をおかなくても仕事ができますし、最低限のコミュ力マナーがあればなんとかなります。

  • モノを相手にする仕事

  • 一人でコツコツできる仕事

もあります。

実際にわたしがそんな感じなので。

そもそも、社会性の基礎は未就学児から幼稚園あたりで身についている(はず)。

これから先、成長するチャンスだっていくらでもある。

だから、社会性が…と過度に心配しなくても大丈夫でしょう。

コミュニケーションに関しては、先ほど【友達】のところでも書いたように、本で学ぶことも一つの手段。

実際にわたしは本をフル活用しました。

挨拶とか、言い方とか、聞き方とか、ちょっと意識するだけでホントに円滑になったんですよね。

自然に学んだわけじゃないので、人工的なコミュニケーションのように感じていた時期もありましたが、ずっと続けていたらいつの間にか自分のものになった気がします。

あと、自分のタイプや気質を知って、

集団生活は向いてないな〜

どう頑張っても大人数とコミュニケーションを取るのは苦手だな〜

とわかったことも大きな前進でした。

マナーに関しても、本で勉強したり、母に指摘されたり、実際に社会に出て失敗したりしているうちに、なんとかなりましたよ。

人との関わりのなかでしか学べないこともありますが、少なくともわたしは知識でどうにかなった部分が多いです。

不登校になって「社会性が」「このままじゃ」とか言われましたけど、

  • 不登校でうまくいかない

  • 思い通りにならない

そんな自分と折り合いをつけるのが一番の成長だったかもしれません。

マイノリティを経験したことで、視野が広がり、人に寄り添えるようになったことも、立派な社会性だと実感しています。

ひとこと

もちろん幼稚園、小学校、中学校と、集団のなかで生活することは大切。

いろんな人がいると知ったり、合わない人とうまく関わる方法を学んだりするのは、生きる上で必要な力だと思います。

でも、性格や気質、頑張れるキャパシティ、ストレス耐性などは人それぞれ違いますから。

学校より少人数のところに行ってもいいし、

学校に行く回数を減らしてもいい。

大人との関わりを中心にしてもいい。

集団が好き!

友達とワイワイするのが好き!

でも不本意に不登校になってしまった…

そんな子もいるでしょう。

しかし、世の中には信じられないほどヤバい人もいます。

本能として備わった攻撃性をぶちまけてくる人、積もり積もったストレスを優しいわたしに向かって発散してくる人…。

ストレスの対処法が下手くそとか、感受性が高いとか、いろいろなできごとが重なったとかで、自分の心が耐えきれないこともあります。

そんなときは逃げるのも、ソーシャルスキルです。

実際のところ、世の中には社会性が残念すぎる人ってたくさんいますよね。

それでも大人として、社会の一員として生きています。

「社会性」ってそれくらい曖昧な概念でしょう。

子どもは吸収力がすごいので、知らず知らずのうちにソーシャルスキルを身につけています。

ゲームYouTubeを通して、学んでいるケースも多いです。

だからこそ、「社会性が…」って心配のあまり焦ったり、叱ったりするよりは、じっくり待って子どもとの信頼関係を築くこと。

親子の信頼関係のほうが圧倒的に大事です。

もちろん脳の特性があれば上手くつき合う方法を学ぶ必要もあるでしょう。

社会的にふさわしくない行動をしたら、きちんと注意&指摘をしてほしいと思います。

役立つかもしれない情報

そもそも、不登校の子って気遣いができて社会性のあるタイプが多い気がするんですよね。

それで疲れちゃうというか。

ただ、不登校になって長く引きこもっていると話すのが下手になってしまいます。

まずは買い物で「袋入りますか?」「大丈夫です」って会話から始めてみるのがおすすめです。

レジが終わったときに、笑顔で会釈したり、ありがとうございますって言ったりできるのは、レベル高めの社会性ですよ。

疲れない程度に実践してみるといいでしょう。

慣れてきたら、テーマパークでキャラクターやキャストに話しかけてもらうのがいいと思います。

某ネズミーランドに、誕生日シールをつけていけば、強制的に話しかけられますからね(笑)

あとは、本を活用するのもありです。

子ども(とくに小学生)にピッタリの本を載せておきます。

中学生以上なら大人向けの本でもいいでしょう。

自分に良くないところがないか見つめ直すのはもちろん、

  • 社会にはヤバいやつもいる

  • 全員に好かれることはない

など、生きる術を身につけるのにも役立ちますよ。

【おすすめの本】

子どものソーシャルスキル イラスト版: 友だち関係に勇気と自信がつく42のメソッド

イラスト版 子どものモラルスキル: 言葉と行動で身につく道徳

イラスト版 子どものストレスマネジメント: 自分で自分を上手に助ける45の練習

イラスト版 子どものアドラー心理学: 勇気と自信がつく45のスキル

ヤワな大人にならない! もっと生きかたルールブック

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

「これでいい」と心から思える生き方




不登校でも大丈夫だった話④:昼ごはん

わたしの体験談

昼ごはんは不登校の悩みのタネ。

学校に行っていたら、安く栄養満点のご飯が食べられるのにって思っていました。

給食をお弁当にしてくれればいいのに、なんて思ったこともあります(笑)

わたしは基本的に

  • 昨日の残り物

  • 冷凍食品

  • 簡単なごはん

  • カップラーメン

  • 菓子パン

  • ソイジョイ

  • テイクアウト

みたいな感じでした。

多かったのは昨日の残り物。

カレー・おかず・スープなどを多く作ってもらい、翌日の昼に食べていました。

あとは冷凍パスタなんかも好きでしたね。

簡単なご飯として、鮭とお味噌汁、たまごサンド、サブウェイみたいなサンドウィッチ、うどんなども用意してもらいました。

カップラーメンや菓子パンでサクッと済ますことも日常。

ときどきテイクアウトも活用していましたよ。

コロナ禍以降はデリバリーも増えて、引きこもり気味のわたしは万々歳です。

もちろん成長期のカラダやうつ予防を考えると食事は重要。

でも、消化にはエネルギーが必要だし、精神が乱れているときは野菜なんか食べたくなかったです。

わたしの場合、「栄養」「手軽さ」「コスパ」などを総合的に考えて、上のようなお品書きがちょうどよかった気がします。

ちなみに、小学生・中学校のときは1日3食がルールでしたが、高校になると朝ごはんは抜きで、自分の好きなようにしていました。

ひとこと

不登校になると、やたらとカップラーメンやジャンクフードを食べたがる子もいます。

甘いものが好きになったりもします。

栄養バランスも悪いし、油のせいでニキビもできるし、なんか臭いし…ってこともあるでしょう。

でも、これって不登校あるあるなんですよね。

精神的な調子が悪いと、1日3食・栄養バランスのいい食事は難易度が高いです。

もちろん年齢や性格、体調や状態にもよるので、「ジャンクフードでも大丈夫!」とは言えませんが、頭ごなしに怒ったり否定したりするのはNGでお願いします。

あと、好きなものがあれば、それを尊重するのもありでしょう。

好きを大事にすることは、カラダの栄養にはならなくても心の栄養になりますからね。

役立つかもしれない情報

不登校のお昼ごはんを支えてくれるかもしれないサービスを紹介しておきます。

ママのストレスが減れば、子どものエネルギー回復にもいい影響ばかり。

手抜きは命命命ですよ。

この3つにはお試しセットもあるので、まずは試してみてくださいね。

ベースフードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

おうち部「【おすすめ】不登校&引きこもりで栄養が不安なときの相棒「ベースフード」」




不登校でも大丈夫だった話⑤:進路

わたしの体験談

文字数が長くなってしまったので、ここからはサクサクまとめていきます。

わたしは不登校でも高校に進学できました。

高校を中退したけど、高認で通信制大学に進学できました。

友達Aは中学不登校→通信制高校→大学

友達Bは中学不登校→高認→就職

など、体調の波はありつつも元気に生活しています。

近年は高校受験・大学受験ともに、不登校から行ける進路が広がっていますよ。

高校受験

公立高校では、基本的に「欠席日数の多い生徒は審議の対象とする」としています。

「審議の対象とする」=「合格の確率が下がる」。

しかしながら、

  • 内申書をあまり重視しない高校

  • 中3の内申書しか見ない高校

  • 内申書を見ない受験方式がある高校

もあるので、先生や高校に聞いてみることをおすすめします。

地域にもよりますが、自己申告書があれば、内申書の代わりにできる場合がありますよ。

自己申告書や不登校入試を活用できれば、公立高校の合格率もグッと上がるでしょう。

ただし、お住まいの都道府県にもよるので、まずは「都道府県+不登校+高校受験」のように検索してみてください。

  • 私立高校

  • 通信制高校

  • 定時制高校

  • チャレンジスクール

  • 不登校特例高

は、中学不登校を積極的に受け入れてくれることが多いです。

通信制は空きがあれば、内申が悪くても成績が悪くても大丈夫。

全日制の私立高校は学校の方針にもよるので、直接確認することが重要です。

わたしが見たところ、願書に

出願基準:中学3年間で欠席日数30日以下

などと記載されているケースもありました。

ただ、ここだけの話、相談次第でなんとかなったケースも知っているので、電話&面談を推奨します。

もちろん内申や学力の関係で希望の高校に行けないこともあるでしょう。

しかし、これは学校に行っている子だって同じ。

不登校だから…と落ち込むのではなく、今できる一番の選択をすることが大切です。

不登校特例校の詳細はこちら。

文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)(不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)について」

大学受験

通信制高校でも高卒認定試験からでも、大学受験はできます。

とくに通信制高校なら全日制と同様、

  • 指定校推薦

  • 自己推薦

  • 公募推薦

  • AO入試

  • 一般入試

が可能です。

実際にわたしの知り合いも、通信制高校からAO入試で希望の大学へ進学しています。

高認だと一般受験が多いですが、推薦やAOにも出願できることがほとんどです。

一般入試なら当日の点数勝負。

あなたの学力次第で、どこの大学にも入れますよ。

高認からの大学受験はこちらの記事をどうぞ。

おうち部「【体験談あり】高卒認定は大学受験で不利になる?AO・推薦・一般ごとに解説」

おうち部「【進学したいあなたへ】高卒認定試験で行ける大学と合格に近づくポイント」




不登校でも大丈夫だった話⑥:仕事

わたしの体験談

わたしや友達の経験からすると、不登校の経歴でもアルバイト&就職はできました。

高校中退とか高認でも、思っていたより社会は受け入れてくれます。

もちろん学歴を理由に弾かれることもありますが、こればかりは相性なので仕方ないでしょう。

まだまだ社会の未熟者なので、これ以上のことは言えません。

ですが、

  • 高認をとった経緯

  • 乗り越えたこと

  • みんなとは違う経験

  • その経験から得られた学び

  • 会社に活かせること

をポジティブに話せれば、あまり問題ない気がしています。

わたしの場合、

不登校&病気の経験を活かしちゃおう!

ってマインドでいると、うまく進むことが多いです。

あとは、ビジネスマナーを勉強したり、資格などでスキルアップしたり。

もちろん学歴はあった方がいいし、基本的なコミュ力・学力・マナーなどは必要です。

しかし、結局のところ求められるのは、

  • 愛嬌とか

  • ユーモアとか

  • 気遣いとか

  • 誠実さとか

そういう人間性の部分かも〜なんて思っています。

まあ、就職なんかは社会の流れも関係しているでしょう。

氷河期世代のように自力ではどうしようもできないことだってあります。

人生なるようにしかなりません。

なにごとも心配しすぎないってことが生きるコツですね。

ひとこと

今は少子化&売り手市場なので、

  • 高卒(通信制高校含む)

  • 高認取得

  • 専門卒

  • 大卒(通信制大学含む)

など、基本的に就職はできます。

高認は経歴上中卒。

ですが、最近は高認合格者を高卒者と同等とみなしてくれることも増えていますよ。

極論をいえば、高校まで学校に行かなくてもなんとかなるってことです。

おうち部「【体験談あり】高卒認定から就職できる?不利ってホント?真相を話します」

役立つかもしれない情報

【社会性】のところにも書きましたが、集団が苦手…という場合は、

  • 最低限のコミュ力があればできる仕事

  • モノを相手にする仕事

  • 一人でコツコツ作業する仕事

などを探せばOKです。

働き方に関しても、正社員・アルバイト・派遣・在宅ワーク・フリーランス・個人事業主・障害者雇用・就労継続支援など、無理せず自分にあったものを選べばいいと思います。

めちゃくちゃ大企業を目指している!

絶対に大手に就職したい!

ってわけでなければ、どうにかなりますよ。

高い目標がある方は、学歴などそれなりの努力が求められるので頑張ってください。

ちなみに、不登校だけでなく、引きこもりに特化した支援もあります。

引きこもり気味のわが子を見ていると、ずっとこのままではないか…と心配になりますよね。

そんなとき、以下のような選択肢を知っておくことで安心感が生まれるでしょう。

  • ウチらめっちゃ細かいんで
    (ひきこもり経験者が中心となって設立した会社。「誰もが、安心して働ける場を作りたい」との思いから、引きこもり当事者の採用や交流を行っています。)

  • フロンティアリンクキャリアセンター
    (発達障害・精神障害等の方向けの「IT・プログラミングスクール」。厚生労働省指定「就労移行支援事業所」で、実践的なスキル向上と就職を目指してます。)

  • プログラマスター
    (引きこもり専門のプログラミングスクール。引きこもり事情に特化したサポートで、在宅でも働けるスキル獲得を目指してます。)

  • サポステ
    (厚生労働省が運営する就労支援機関。15歳〜49歳までの働くことに悩みを抱えている方に、無料で就労支援を行っています。)

  • ジョブカフェ
    (都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援をワンストップで行う施設。自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサービスを1か所で、全て無料で受けられます。)

  • ひきこもりVOICE STATION
    (厚生労働省が運営するひきこもりに特化したサイトで、当事者の声やメッセージなど、ひきこもり関連する情報がギュッとまとまっています。)



不登校でも大丈夫だった話⑦:思い出

よく不登校時代の後悔として、

  • 学生時代の思い出がない

  • 青春体験がない

など、思い出に関することが挙げられます。

たしかに学校に行かなければ、みんなと共通の思い出はできません。

学校に行っていなかった期間は取り戻せないし、多少の遅れやハンデもあるかもしれません。

青春したい

普通になりたい

みんなと学校生活を送りたい

って気持ちもよくわかります。

前はわたしもそうだったので。

でも、ちょっと人生を進んでみたら、この生き方もなかなかありだなと。

わたしは今が楽しくていい感じだし、

友達は大学で青春を楽しんでいるし、

知り合いは大人になってから人生を謳歌しています。

今はSNSがあるので、どうしてもキラキラな青春みたいなイメージが強いですけど、青春の時期や形、思い出って人それぞれなんですよね。

なのに、まわりの大人が「青春を味わってほしい」「恋愛するべき」などと言っているのをみると、吐き気がします。

だって、そんなの本人次第だから。

人生は思い通りにならないし、後悔もいっぱい。

それでも、死ぬ前に「わたしの人生まあまあよかったな」と思えれば、それで100点ではないでしょうか。



不登校でも大丈夫だった話⑧:その他

【保険】

わたしの場合、小学生のうちに県民共済に加入しておいてよかったです。

不登校になって、病院に行き始めると入れなかったりするので、母に感謝しています。

【手帳・年金】

障害年金と障害者手帳、わたしはどちらも利用しています。

交通費を含めて医療費がめちゃくちゃかかるので、年金はありがたいです。

手帳もなんだかんだ便利ですよね。

雇用はもちろん、福祉制度割引など、思っていたより恩恵があります。

とは言いつつも、最初は障害ってことを受け入れられなくて、手帳をまったく使いませんでした。

年金も申請しませんでした。

でも、思い切って活用してみたんです。

そうしたらQOL爆あがり。

みんなと同じように生活できないんだから、

  • 使えるものは使ったほうがいい!

  • 少しでも恩恵は受けたほうがいい!

今はそう思っています。

ちなみに、年金は体調が落ち着いてきたため、打ち切りました。

学校に行きたくないあなたへ

わたしはあなたの人生に責任をもてないので、

学校に行かなくていいよ

不登校でも大丈夫

と宣言することはできません。

でも、これだけは言わせてください。

学校に行かなくても勉強できるし、友達つくれるし、進学できるし、就職できるし、大人になれるし、人生を楽しむことはできます。

不登校はまったく人生終わりではありません。

学校って社会で役立つ(悪くいえば社会が使いやすい)人を効率よく育成する場所。

効率がいいぶん定型的だし体力勝負

多様性といいつつも、学校が認める個性しか受け入れてもらえません。

そんなわけで、学校が合わない人は一定数います。

気質や体質も人それぞれだし、思春期には自律神経やホルモンの乱れもある。

これは遺伝的な部分が大きいから、自分ではどうしようもできません。

友達や先生もだし、相性もあるし。

もちろん学校のシステムや社会常識が変わってくれれば嬉しいけど、すぐには変わらない。

だから、まずは自分の心を一番に考えてください。

  • 学校は行った方がいい

  • 学校に行きたい

  • 普通になりたい

  • みんなと学校生活を送りたい

などの思いがあってもです。

学校は体調を崩してまで、心を壊してまで、死にそうになってまで行くべき場所ではありません。

今は"人生100年時代"。

嫌になるほど長いので、ときには休息期間も必要ですし、ゆっくりと自分に向き合う時間も大切ですよ。

不登校でも人生終わりじゃなかった話はこちらの記事にまとめています。

おうち部「【体験談】不登校でも人生終わりじゃなかった話」




まとめ

不登校になると、子どもも親も漠然とした不安のかたまりに押しつぶされそうになります。

でも、そのかたまりを一つ一つ分解し、冷静に考えていくと、

意外となんとかなるじゃん!

ってことも多いです。

不登校は長期休みがずっと続く感じなので、お母さんお父さんは大変だと思うし、精神状態が不安定な子どもに付き合うのはキツイでしょう。

10代の子どもにとって親の影響は大きいですが、学校に行けない自分とどう折り合いをつけるかは本人次第。

親がすぐにどうこうできるものでもありません。

今回の内容は、あくまでわたしの体験談で、参考にしかならないと思います。

それでも、この記事をきっかけに、暗くモヤモヤとしていた不安の霧がちょっとでも晴れて、心に光を照らすことができれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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