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Agile Japan 2021 -The Heat of Agile-

Agile Japan 2021 Day2 で登壇しました。
一緒に登壇したプロダクトオーナーの話は熱意あふれるもので、プロダクトオーナーのことをあらためて考えてもらえる機会を提供できたと感じています。
タイトル:『営業出身プロダクトオーナーが挑むグローバル社会価値創造型ビジネスへのアジャイル適用』
資料:https://speakerdeck.com/.../agile-japan-2021-ying-ye-chu...
ご聴講者、実行委員、登壇を支援いただいた関係者の皆さまに大感謝です。大変楽しく参加させていただきました。

この記事は実行委員の方にお薦めいただき「Agile Japan 2021アドカレ! Advent Calendar 2021」(https://adventar.org/calendars/7119)で掲載しています。

アジャイルのハートで好きなところ

副題がThe Heart of Agileということから、登壇した内容とは別に私が気に入っているアジャイルのハートを少し書きたいと思います。
それは『アジャイルソフトウェア開発宣言』の4つの価値観のうちの1つ目に位置する”プロセスやツールよりも個人と対話を”です。
そのまま読むと「会話をよくするようにするのね」となりますが、私は次のように解釈しています。
原文の英語では”個人と対話”は”Individuals and interactions”です。
”Individual”には個人や個性という意味があり、人は誰一人として同じではなく背景や経験も異なり、つまり当たり前のことですが機械ではなく、その思考やスキルは唯一であり貴重で尊重されるべきものと考えています。
”interaction”には対話の他に相互作用という意味があります。
つまり”Individuals and interactions”とは唯一の存在である個人の集まりが相互作用を起こしている集まりとなります。これを重要視するということです。
これ、すごいことだと思いませんか?

歴史的に日本は戦後、機械化し大量生産で経済を発展させた経緯があります。工場での大量生産のために一部の人が考えた物が一部の人が考えた作り方どおりに作られるように管理しました。ソフトウェア開発もこの影響を受けました。一部の人が考えた物を一部の人が考えた作り方どおりに作られるように、細かくプロセスを固定し、その通りに開発しているか開発者を管理しました。
ですが、近年の変化が激しく複雑な時代では変化に合わせてその時に価値になるものをタイムリーに作る必要があります。大量生産時代の考えでは間に合わなくなってきました。作る物も作り方もより柔軟にアイデアを出し合い協力し合う必要があり、そこにはまさに”Individuals and interactions”が必要となります。

少し堅い話になりましたが、自身の個性や能力を他者のそれと掛け合わせることで大きな価値を生むということは、人によっては楽しく生きがいを感じることにつながっています。私もそのうちの一人です。大変な時代ですが貴重な機会を多く得られる素晴らしい時代でもあると思います。個性や能力を出し合い一緒にアジャイルを楽しみましょう!


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