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「企業物価」39年ぶりの高さ(朝日小学生新聞 2022.4.14)

日銀の発表は12日でしたが、朝小新聞では今日の記事に載っていました。

「企業物価」39年ぶりの高さ
値上げ広がりそう
 企業の間で取引されるモノの価格の高さを示す「国内企業物価数」を、日本銀行が12日に発表しました。2015年を100としたとき、今年3月の値は112.0で、1982年12月以来、39年3か月ぶりの高さとなりました。ウクライナ情勢の悪化で資源の値段が高くなったこと、円がドルに対して安くなったことが主な原因です。ガソリンや軽油などの石油・石炭製品の指数は去年の同じ月に比べ、27.5%上昇。食用油なども高く、値上げが広がりそうです。

朝日小学生新聞 2022年4月14日

この記事の感想

今年に入ってからの前年同月比の上昇率は、1月が8.9%、2月が9.3%、3月が9.5%と上昇率も加速しています。身近な食料品も食パン、コーヒー、チーズ、マヨネーズ、ケチャップ、しょうゆ、サラダ油、小麦粉、ハム、ソーセージ、パスタ、レトルトカレー、即席みそ汁、袋ラーメン、カップラーメン等々値上げの嵐。
以前のように容量を減らして価格は据え置きといった、実質値上げではなく、売価にそのまま転嫁しているのが今回の値上げの特徴ではないでしょうか。
それだけ、企業も切羽詰まっているんだろうなぁと感じます。
そんな中、

イオン、「価格据え置き」期間をまた延長 「トップバリュ」食料品・日用品の約5000品目

という記事が、ITビジネスオンライン3月24日にありました。
プライベートブランド商品である「トップバリュ」の食料品・日用品約5000品目の価格据え置き期間を、6月30日まで延長するそうです。物流の効率化や販売量の拡大といった企業努力で対応するというこどですが・・・。
消費者にとってはたいへんありがたいことですが、「企業努力」という言葉にちょっとひかかります。単純にメーカー側に過度の負担を強いているだけではないかと。大丈夫かなぁ、メーカーさん・・・。

価値に応じた価格を気持ちよく払えるようになりたい

普通に考えたら、原料が上がればモノの値段が上がるのは当然です。ただ問題なのは、①原料が上がりモノの価格も上がる → ②企業もきちんと利益を出せてる → ③その利益を従業員に分配する、という流れになっていないから、ここ何十年と一般庶民は苦しんでいるわけですよね。
給与アップとは無縁のぼくは、先日もとあるスーパーで「500円以上お買い上げで玉子が1パック100円に」を利用させてもらいました。
良いモノを作る生産者の方々に気持ちよくその対価を払う、そんな格好いいアラフィフになりたかったんですけど・・・。





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