最古のカクテル！？『サゼラック』についての雑学とレシピを紹介！
サゼラックってどんなカクテル？
サゼラックは、アメリカのニューオーリンズ生まれのライ・ウイスキーをベースとしたスタンダードカクテルです。
サゼラックが登場したのは19世紀半ばのことです。
ベースに「サゼラック・ドゥ・フォルジュ」というブランドのコニャックを使用しためカクテルが登場して「サゼラック」との名前がつきました。
しかし、19世紀後半になるとヨーロッパのブドウ畑が病害虫の影響で壊滅状態に陥り、ワインやブランデーそしてコニャックの生産が止まる事態が発生。
そこで入手困難になったコニャックの代用としてライウイスキーがサゼラックに用いられるようになり、以来サゼラックのベースとしてはライウイスキーが定着して今日まで親しまれています。
サゼラックが世界最古のカクテルと言われる所以としては、「カクテル」というカテゴリが誕生して初めて生まれたカクテルがサゼラック、との説によります。
余談ですが、日本初のカクテルブック『カクテル（混合酒調合法）』（1924年, 秋山徳蔵）にもしっかりとサゼラックが記載されています。
サゼラックの作り方を紹介！
材料
- ライ・ウイスキー：60ml
- 角砂糖：1個
- アンゴスチュラ・ビターズ：1ml
- アブサン：1ml
- レモンピール：1個
作り方
1. アブサンとレモンピール以外の材料をカクテルグラス入れてステア
2. レモンピールを絞り、アブサンをふりかける
どんな味なの？
「サゼラックの味を決めるのはライウイスキーだ！」とまで言われるほどで、ベースのウイスキーによって味が変わってきます。
「サゼラック・ライ」を用いたものは、クローブやバニラ、アニス、ペッパーの香り、キャンディーや柑橘の淡い味わい、そして後味になめらかなリコリスが強く残ります。
「ジムビーム・ライ」を用いたものは、ライ麦由来のスパイシーな刺激やフルーティーな香りです。
「ワイルドターキー・ライ」を用いたものは、ピリッとスパイシーでありつつ甘味もほのかに感じ、スムースな味わいが魅力となっています。
まとめ
最古のカクテル「サゼラック」、いかがでしたでしょうか？
長年愛されているが故に、様々な作り方・材料のレシピが出回っているカクテルですので、是非お気に入りのレシピを探してみてください！
お家Barのnoteでは、カクテルの紹介やベースとなるお酒についての記事を随時発信していきます。
次回更新もお楽しみに！
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