見出し画像

第5回嵯峨谷クロストーク(後編)

第五回目(後編)は、放送学科三回生の田中、寺田と嵯峨谷に住む谷山(たにやま)さんとのクロストークです!直接クロストークを行い、嵯峨谷の良さをたくさん語っていただきました!前編・中編・後編に渡ってお届け!今回はその後編を、どうぞお楽しみください!

縁(えにし)の会の活動内容

寺田:縁の会は、どのような活動をされているんですか?

谷山:本来、縁の会と言うのは、サポーターというよりも、裾野を広げるため働きをせなあかんわけね。で、これについては基本的に毎年やってた、ハイキングでたくさん足を運んでくれた人に。まぁ単発になるわけよ。だから、その後継続的なお付き合いをできへんのかなぁとか、或いは色んなところともっと相互関係を築いていきたいなぁ、と言うことで縁の会があるんだけども。

田中:コロナで中々動けないですよね…

谷山:今は進んでなくて、でも唯一皆さんが、非常に縁の会のサポーターとしての能力を発揮して、意欲を持ってやってくれよるから、ちょっと全然違うところで縁の会の展開があったんやけども。まぁ今後は、そっちのほうもしっかりやっていかないかんかなとも思いますけども。

イベントによる活性化

田中:やっぱり今はイベントができないから、作るって言うところが活動のメインになってると思うんですけど、ハイキングとか例年のイベントができるようになったときに、活性化していきたいなって言う気持ちとかってありますか?

谷山:まぁそうやね。あのハイキングっていうのは一大イベントなんやけども、あれが持ってる求心力っていうのは凄いと思ってるんですよね。この地区にしてみたらほんとに大きなイベントですしね。ただ、回数増やしてどんなできるかって言ったらそういうのは無理な話で、もっとありのままだけで覗くだけで成り立っていくような何かはありようがないのかなとも思うんやけどね。

寺田:負担が大きいからですか…?

谷山:負担、というか結構負担を楽しんでる部分もあんねん。せやけども、それは長年やってきてるからであって、新しいことを始めるには不安が必ずつきまとうからね。いい方法はないかなぁと思ってね。

田中:そうですねぇ…。まぁ、今特に進んでいることと言えば、デザイン学科の子が考えたものが多くて。私たち放送学科は、イベントを中心に考えてプレゼンの準備をしてきました。コロナで実際に出来ませんでしたが、出来るとしても相当難しいやろうなぁって言う話はしてたんですけど…。そう言うイベントに対してのモチベーションって、住んでる方からしたらどうなのかな、とずっと考えていました。

谷山:ちょっと今の段階でどんなイベントがいいかと言われても、思い浮かべへんところがあるけどね。むしろ逆の発想したらね、あえてしんどいことや、大変なことをしてね、例えば草刈りとか。まぁただ単ににしんどいだけやとか、そういうマイナスの側面を思いがちやけども。いい汗かいたよねっちゅうような感じでね。清掃活動でも、街の中でする清掃活動にない何かがあれば、探していくと、思いがけないところで楽しさを見つけれるんちゃうかなぁ。

田中:確かにそうですね。私も最初、デザイン学科考案の舞台「こどもの国」を作るにあたって「ペンキ塗りに行くから手伝ってくれ」と先生から言われたとき、「まじか、ペンキ塗りに行くん!?」って思ったんですけど、来たらめっちゃ楽しくて。普段、学校とかではしないじゃないですか。それにこれは私だけかもしれませんけど、高校で美術がなかったんですよ。だからそういうのって小中学校ぶりで。すごく新鮮でめちゃくちゃ楽しいのが正直な感想で。最初は、こういうこともしなあかんという義務感が強かったんですけど、今はいつでも手伝うぞ!という気持ちです(笑)

画像1

これから

谷山:僕が美術の教師やってる時代は、美術の時間をもっと学校全体に広げたいと思ってたわけよ。例えば卒業式や入学式のステンドグラス作りをやるとかね。生徒から生徒へメッセージを送る機会にして、人同士がつながるきっかけになるようやってたんやけども。その地域版ができへんかなぁと思って考えたのが、「こどもの国」なんよね。

寺田:「こどもの国」のアイデアはそこから来てたんですね。

谷山:例えば今関わっている学生さんが卒業しても、新しい人が入ってきて新鮮な気持ちでやれるわけやから、新しい発想、新しい人材っていう風に繰り返しつながっていくやんか。

寺田:そうですね。

谷山:そういう意味では産学連携って物凄い重要やと思う。やっぱり年取った人には、若い人と接するっちゅうのは嬉しいことなんですよ。でも地域はほとんど同じメンツが年取っていくだけやから、「去年やったことまた来年もするんかい!」とか、よっぽど何かを変えていかな、中々上手くいかへんと思う。若い人があんだけやってくれたんから、わしらも今年はちょっと違う形でまた一緒に何かできたらいいねって言うものをね。ひょっとしたら、僕が教員時代にやったようなことが、形を変えてできるんかなという思いはあります。

田中:なるほど。

谷山:僕は美術家なんやけども、ややデザイナー的なところがあるんですよ。だからそんなことができたらええけども、それは皆さんとの協力関係の中で形になっていくもんやから。そういう点では、皆さんも含めて、後輩の方々にも期待しています。まぁ木村先生という、強力なプロデューサーがおるしね(笑)

学生一同:ほんまにその通りです(笑)

谷山:こんなもんでよろいしいかな?

学生一同:はい!ありがとうございました!

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

嵯峨谷プロジェクトの様子は、学生が運営しているNoteに加え、最新情報をお届けするTwitter、風景や暮らしは地域の方々が運営するInstagramで確認できますので、是非そちらもご覧くださいね!

就筆メンバー:放送学科 田中、寺田、井嶋、寺川

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?