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「ちょっとしてみたい」の気持ちを応援するコワーキングオフィスが出来ました。


こんにちは。
実は以前noteで触れていた島根県雲南市でのコワーキングオフィスが昨年の10月末にOPENしておりまして、それ以来一切更新していないという有様。。。
出来ました!というより出来てました!が正しいのがなんとも。。

気を取り直して今回はどういう場所ができたのか、どういう想いで作ってきたのかを振り返りも兼ねて書いていきま〜す!

空き家を活用したまちの拠点「オトナリ」


松江と出雲のちょうど間にある山間部。島根県雲南市。
JR木次線木次駅から徒歩3分ほどの位置にある2階建ての空き家を改修し、コワーキングオフィス兼レンタルスペース機能を有した「オトナリ」を昨年10月末にオープンしました。
(オープン時は1階のみ改修,2階部分は今年の秋頃に改修をかける予定)

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なぜ松江や出雲のような比較的人口が多い地域ではなく雲南市でこうした取組を行うことになったか気になる方は僕も所属しているヒトカラメディアの取締役田久保が書いた以下の記事を参照下さい!!


簡単にまとめると少子高齢化など日本の平均の25年先を行く「課題先進地域」と言われる雲南市で住民自らが様々なチャレンジを行っている地域だから。
そしてうまく言語化できないけれど「場」を起点にそうした人たちを繋げることができると更に面白いことが起きるワクワク感があったからだと感じています。


「ちょっとしてみたい」を叶える場所として

一般的にコワーキングスペースとは共同で働く場所を意味します。
(CO-WORKINGの[CO]は共同の意味)
なので利用するかたは他の利用者と一緒に働くことで新しいネットワークができたり、新しい知見や体験を得られることをコワーキングスペースに期待しているのではないかと思います。

一方で島根県雲南市のような人口4万人ほどの地域ではコワーキングスペースで常に働くフリーランスやテレワーカーが少ないのは事実だと思います。
なので共同で「働く」という文脈にとらわれず「ちょっとしてみたい」という気持ちを実現できる場所。手軽な背伸び、敷居の低い非日常。くらいのイメージで企画、設計を行いました。

また実際に設計する前には住民の方とワークショップ形式でどういうまちになるとワクワクするか?という問いかけを通して形にしていきました。
(このあたりはまた別の機会に触れますね)



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計画段階のイラスト

・右側のデッキスペースはまちの人が気軽にお茶が飲めるスペース
・真ん中机のある箇所は仕事や自習。打ち合わせ用に
・左側のキッチンでは料理教室やホームパーティー

ある種ごった煮感は否めないですが。笑
ただ個人的な想いとしても起業や事業を新しく始めた人だけを良しとするのではなく、月に一度みんなにお茶を振る舞いたい人。夜にバーテンダーをやってみたい人。受験勉強をしたい人。休日に家でごろごろしてるだけだともったいないなと感じる人。この場所を通じて日常から一歩はみ出るお手伝いがしたいなと。
そこから新しいコラボレーションが生まれたり、知らない人同士がつながって、オトナリから更にはみ出して地域で活動が起こるともっとまちがオモシロくなるのではないかと思っています。

完成後のオトナリを見てみよう!

実際に完成したオトナリの1階部分をご紹介していきますね。

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縁側
商店街から直接アクセスできる半屋外の空間。
ヒノキのベンチが目立ちます。散歩がてら休憩場として使ってもらったり
暖かくなればお茶を飲んだりなんかするのもありえそう。
外には電源も引いているのでプロジェクターを投影したり。
扉部分は開放できるので外と中を緩やかにつなげることもできます。
個人的には足湯イベントとかやってみたいw

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コワーキングオフィス
中に入るとすぐにオフィス部分。
外の様子が見える開放的な空間です。
机はヒノキを使った造作で机から直接電源が取れるのがポイント
(結構これPC作業する上で大事だと思ってます)
イスも長時間座っても疲れないようにポリウレタンで出来たものを採用しています。
全席フリーアドレスなので空いている席を使ってもらうイメージです。
隣にある和室では会議もできます。
貸切でのイベントや勉強会にも対応できるようになっています。

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キッチン
周辺で中々気軽にお茶をする所がなかったり
お店を出すほどではないけれどコーヒーを淹れて振る舞いたいという声があったので
簡単な料理イベントやホームパーティーができるようにIHヒーターなどの調理器具も準備。
食べるや飲むといった「ちょっとしてみたい」を応援する空間です。
(コロナの影響で中々難しい状況ではありますが。。)

ざっとにはなりますが完成後のオトナリの様子を今回は振り返ってみました。

場所があるだけだけでは何も生まれないですし、だからといって場がないと生まれないこともあると思っています。

「場」自体は運動会の玉入れのようなものだと思っています。
玉入れそのものだと何の面白みもないただのカゴだけれど、利用者の人が「ちょっとしてみたい」という玉を入れてくれることで初めて楽しいものになるし、周りからも楽しいようすが伝わるものになるのかなと。

オープンしてからどういうことが起こったか、オープンするまでにどんなことを行ってきたかはまた次回以降で触れたいと思います!

今回の記事をきっかけに少しでも気になった方や
実際の利用料金などが気になった方は是非ホームページもチェックしてみてくださいね!
こんな事してもいい?という気軽な相談もお待ちしています!


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