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人口3万7千人のまちでコワーキングスペースを開いて実際に起きたこと

こんにちは。
島根県雲南市で「オトナリ」というコワーキングを運営しています大塚です。

昨年10月末にオープンしてから約5ヶ月程。
人口3万7千人の雲南市でコワーキングスペースを開いたらどういうことが起きたかを振り返りたいと思います。

オトナリをどんな想いで運営しているかや経緯については以下の記事にまとめてみたのでぜひ読んでいただけると嬉しいです。

はじめに想定した使われ方

企画当初は以下のような使われ方を想定していました。
・自宅やオフィス以外での働く場所
・勉強会をはじめとしたイベントスペース
・地域のママ会や地域の人のサロン活動の場

こうした活動が活発になったらいいな〜というのは設計前に
まちの人と対話を繰り返す中でまとまっていったり、
ワークショップを通してなかなか普段は表にだせない「まちのどういう部分が好きだったか」「どういうことがまちで実現できたら楽しくなりそうか」を聞いていくなかで具体的な使われ方が想定できるようになりました。

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上:ワークショップの風景 下:「まちでやってみたいこと」で出た意見

オトナリがオープンしてから

昨年10月末コロナ禍でのオープン
色々な不安はあったものの、オフィス利用に関してはフリーランスのデザイナーさんや大学生を始め、これから起業準備されているママさんなどいろんな方に利用していただいています。
予想外だったのは大学受験を控えた高校生が受験勉強のために会員契約をしてくれたことでした。
あとから分かりましたけど、市内の図書館はこのご時世で一時間以内での利用しかできないんですよね。自宅以外の居場所が減っているのも影響しているのかなと(完全な推測です)。

まちづくりや自治体での活動が活発な雲南市は県外からの視察も多く
そうした方がちょっと仕事ができる場所としても想定はしていたのですが
その部分に関してはこの状況が落ち着いたら利用が増えていくといいなと思っています。

今後は利用者さん同士でのコラボレーションを促進したり、一緒にプロジェクトを動かす仕掛けも行っていきたい!

演劇の会場にも

イベントに関してはなかなか企画する人も少ないだろうし、、
コロナの影響もありアクティブに活動はそこまで出来ないのかなとも思っていました。
確かにイベントのキャンセルが出たり、コロナを理由に仲間内でのイベントも開きづらいという声も聞いたりすることもありました。
ここ最近では県内での感染者も減った影響もあってかいろんなイベントが開かれるようになりました(勿論感染症対策はした上で)

・新規事業の勉強会
・ママさんたちの料理教室
・ご近女会(女子会)

上記のようなイベントは当初狙っていたような内容でした。
びっくりしたのはハタチ族という地元の小劇団(劇団と言っても一人芝居)の会場に使ってもらったこと。
どのくらい音が出るのかもわからないし、設備的にできるのかもわからない部分はあったし、そもそも生で演劇みるのも初めてだし!と内心焦りまくりだったけれど事前に色々と確認していざ開催。
終わったあとは演者である西藤さんも観覧に来ていただいた方にも楽しんでもらえてよかったとホッとしました。

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ハタチ族さんの公演の様子

B面を活かす


他にも学生時代にバーテンダーをやっていた若者に月イチでバーを開いてもらったり、オンラインスナックを仲間うちで開催していたママさんが実際にスナックイベントを知り合いと開いたり。

本業ではなく趣味的にやっていることだったり、実は隠し持っている特技を披露できる、その人の「B面が見れる場所」として機能し始めてるのがオモシロいです。

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オトナリのキッチンスペースにて本格的なカクテルが振る舞われた

その人の本業の面だけでなく、実は普段披露できていない得意なこと、前の仕事で身につけたスキルを活かす場面なんかが増えていくと人もまちもイキイキしてくるのかな〜と感じる日々です。

あそこでならこういうことできるかも?と妄想が実際の具体になってくるのが場所を運営していてオモシロいと感じるポイントだと感じています。

みなさんの「ちょっとしたやってみたい」もぜひ一緒に叶えてみませんか!
まずは一緒に楽しむところから始めてみましょ〜!


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