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日案を書いて学級経営の抜けを無くす

自分は「日案」「児童見取り」という二つの作業を毎日続けています。どちらも必要に迫られて始めたもの。抜け落ちやすい自分の性格を補完しようと思い試行錯誤した結果たどりついた手法です。手応えを感じているからか、飽き性の自分でも長いこと続いています。


「日案」とはその名の通り、1日の自分の予定を詳細に書き記したものです。週案の1日バージョンですね。1日の勤務時間を時間帯ごとに細切れにし、そこに一つ一つ予定ややりたいことを埋めていきます。

・朝
・朝会
・朝の会
・1時間目 国語
・2時間目 算数
・中休み
・3時間目 生活
・4時間目 体育
・給食準備
・給食
・片付け
・清掃
・昼休み
・5時間目 国語
・帰りの会
・放課後

これぐらいに小分けにします。で、それぞれ項目の下に内容を入れていく感じです。Wordでも何でも、パソコン上で作って印刷し持ち歩くと良いです。自分は上のリストから教科を抜いた状態のものをひな型にして、すぐに書き始められるようにしています。


そうそう、冒頭に書くものを忘れていました。

4月10日
小さい違和感を見逃すな。優しくするのは後からでもできる

日付とその日の個人目標を日案の冒頭に書きます。朝学校にきたら個人目標を見直し、頭の中で復唱、宣言するんです。こうでもしなきゃ、自分の場合は生産性のある1日を過ごせないんですよ。前の日はあんなに反省したのに、次の日になると忙しさにまみれ変化のない1日になってしまう。それを避けるために、朝一番に目標を思い出すんです。


日案、便利ですよ。授業の部分には授業の簡単なアウトラインを書きます。朝の会には子供に伝えること。配布するもの。中休みや給食では特に見取りたい子供の名前など書いておくと、抜けがありません。

他にも、宿題チェックの対象者や委員会の声かけなど、忘れたくない事柄をとにかく書いておくんです。担任ってのは超絶多忙な生き物ですから、どんなに頑張っても「やりたかったこと」が頭から抜けていくんです。だから紙に書いて思い出す。生まれ持った特性もあり、人一倍忘れっぽい自分が教員の世界でどうにかやっていくために作ったルールがこの「日案」です。

明日の授業設計とセットにして放課後ちょっと時間を作って日案作成してみると、思いのほか学級経営が整うかもしれませんよ。特に自分のようなスーパー忘れんぼ&おっちょこちょいな不器用人間には効果絶大です。お試しあれ。

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