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TOSS系列の本が明治図書から消えていた

TOSS系列の本がまた読みたいなと思って明治図書の公式サイトを眺めてみたら…見当たらないんですよ。TOSSの本。自分が20代の頃は明治図書のサイトからアホみたいに本を買ったものですが、どうもTOSSの匂いが漂っていない。向山洋一の基本中の基本とも言える本ですら見当たらない。


と、そんな体験が2019年の夏頃にありました。また教員をやり始めたので、もう一度体にガソリンを入れようと本を漁りはじめた時の出来事です。あれだけの濃度と物量をもった巨大書籍群が跡形もなくなるとは思えない。自分としてはちょっとした事件でした。


これ、色々と調べてみたところ、TOSSと明治図書が距離を置いたらしいんですね。2015年ごろ。自分が結婚して本をあまり買えなくなった頃です。TOSSと明治図書、どちらが切り出した話なのかはわかりませんが、そういうことらしいです。


ではTOSSからはもう本は刊行されていないのか?いやありました。出版社を変えて、今も新刊がしっかり発売されていました。雑誌も少しだけ名を変えて生き残っていました。昔の名著も装丁を変えて新しく発売されていました。「学芸みらい社」という出版社です。


いまTOSSの蓄積を書籍の形で学ぼうとするならば、次の3つの方法になる感じでしょうか。

①学芸みらい社で新刊を追う
②明治図書で雑誌のバックナンバーを買う
③Amazonで明治図書時代の本を中古で買う


とりあえず今でも過去のTOSSの本を手に入れる手段は残っていそうなので一件落着。TOSSの方法論や組織風土には賛否両論ありますが、若い頃の自分をとりあえず最低限一人前の教員にしてくれたのは間違いなくTOSSの本でした。ずっと残っていてほしい研究団体です。


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