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2018年、大阪ビレボア公演の思い出② 2022/02/17

〜2021年に解散した某韓国アイドルグループの推しとの思い出を綴るnote〜

ホテルに荷物を置いて、南堀江のビレボアへ向かった。
会場の前で、大阪に住んでいる友達と待ち合わせをしていた。
昔からの友人で、久しぶりの再会だった。


ビレボアは小規模のライブハウスで、SHOWBOXより狭い会場だったが、満員で立ち見が出るくらいのお客さんで溢れていた。

私は早めにチケットを買ったから、友人と2人で最前列に座ることが出来た。

ライブが始まると、さすが大阪。
お客さんのノリが東京とは全く違う。
メンバーたちも楽しそうだ。
ビレボアはステージと客席が近すぎて、目が合うと妙に恥ずかしく、他のメンバーばかり見ていた。(反省)
推しは時々ステージから手を伸ばして、ハイタッチをしてくれたり、ハイタと見せかけて指先でちょんっとしてみたり、とてもご機嫌な様子だった。

ライブ後の特典会も大盛況で、長い列が出来ていた。

私はいつも通り、本命の推しと2番目の推しの個人チェキと、団体チェキを一枚ずつ撮った。

個人チェキを撮るとき、いつもはメンバーのソロショットをお願いするのだが、大阪に来た記念にツーショットで撮ることにした。

大阪の雰囲気が、自然と私をそういう気にさせた。
開放的というか、素直になれたというか。。

一緒に写るため推しの隣へ行くと、わー!っと大袈裟に喜んでくれて照れくさかった。

ポーズは何がいい?


そう訊いてくれたけど、ポーズなど何も考えていなかったからピースで撮ろうと提案した。
推しは「ヤダヤダ、これしよう」と言って、いわゆる"固定ポーズ"(個別ファンサービス、特定のヲタクに向けたポーズのこと)で撮ることにした。

この個別ファンサービスというものも、理性では良くないことと思っている。
他のヲタクからしたら白ける行為だから。
だけどやっぱり、してくれると嬉しかった。。

今までずっと頑なにツーショットで撮らなかったのは、私みたいな地味でブスなヲタクが隣で写るなんて、推しは嫌なんじゃないかとか、他のヲタクに笑われるんじゃないかとか、異常なくらい人目を気にしていた。

それに正直、ツーショットチェキというと密着したいというヲタクの下心が丸見えで、私は好きではなかった。

この現場はメンバーに触れる行為や、ポーズを強要することは禁止事項だったのだが、人が多くなれば監視の目は緩くなる。
スタッフの目を盗んで、メンバーに必要以上に接触して撮ろうとするヲタクが気色悪かったし、そんなことをさせられてるメンバーを見るのも辛かった。

だから私はツーショットチェキを自分が撮ることも、推しが他のヲタクと撮ってる姿を見ることも避けていたのだ。

だけどいざ自分が撮ってみたら、とても楽しかった。。
推しも(たぶん)楽しそうに撮ってくれた。
これからはソロショットばかりじゃなくて、ツーショットも撮ってみようかなという気持ちになった。
大阪に来て、私の気持ちは少しずつ前向きになれた気がする。

個人チェキの後のサイン会も長蛇の列で、話す時間は短かったけどとても楽しかった。

来てくれて本当に嬉しい!会いたかった。

推しは、そう言ってくれた。
私は単純だから、その言葉だけで幸せな気持ちになる。

××さんが、金曜日にハルさんが来ると言っていたから嬉しかった。

数日前に友人が公演を見に来たのだが、その時、金曜日に私が大阪へ来ることを推しに伝えてくれたのだった。

「ハルさんが金曜日に来るよって言ったら、すごく嬉しそうだったよ」と友人が言っていた。
そして推しは「きんちょうする〜〜」と言っていたそうだ。
なんで緊張するのかわからないけれど、その反応がとても可愛かったと友人から聞いていた。

いつまでいる?
明日帰る?

そう推しが訊いたから、日曜日までいるよと答えた。

やった!いいね!
今日は少し歌を間違えちゃって残念だったけど、明日は、、、sweetな公演にするから、期待してて!

sweetな公演・・・
(可愛い…)

PR(コリアタウンのチラシ配り)撮るの大変じゃない?寒くなかった?寒い?大丈夫?

大丈夫、と答えると

いつもTwitterの写真ありがとう。とてもきれい。


驚いた、、
私は一眼レフで撮った推しの写真をTwitterに上げているが、私だとわからないようなアカウント名だし、推しに一言もTwitterに写真を上げていることを話したことは無かったから。

「私のTwitter、、わかるの?」と恐る恐る訊いた。

うん、わかる。いつも見てる。写真きれい。

そう言われて、ひっくり返りそうだった。。。
私のTwitterはただの自己満足で、きちんとした写真アカウントをやっているわけではない。
一眼レフの腕前も下手くそで、写真アカの人たちが使ってるような白レンズでもないから、推しにはTwitterのことは1度も話したことは無かった。

推しがTwitterを見てることが判明し、もっと上手くなって推しに胸を張って言えるような写真を上げようと、私は心に決めた。

最後に、私は持参した手紙とプレゼントを推しに渡した。
封筒を見て、「可愛い」と言いながらウフフっと笑っていた。
推しが好きなキャラクターのイラストを封筒に描いたのだが、ウケてくれたようだ。

そして渡した紙袋の中を覗くと、推しはグフフフと笑顔になった。
コーギーのぬいぐるみ。
推しが大好きなワンコだから、大阪で少しでも癒しになればいいなと思って買ったのだ。

抱っこして寝る

推しは笑ってそう言ってくれた。
可愛すぎて死にそうだ。。。

個人サインが終わり、次は団体サインなのだが、
この日はエピソードがあり過ぎて夢みたいな時間だった。

③へ続く


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