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Kindle出版は「書きたいテーマ」で書くか「売れるテーマ」で書くか

おそらく本を執筆している方は、
多かれ少なかれ、
こんな心の葛藤があるのではないでしょうか?

・「自分が書きたいテーマ」で書くか
・「売れるテーマ」で書くか

売れるテーマというのは、
ニーズのありそうなテーマ、間口が広いテーマ
ということですね。

自分が書きたいテーマというのは、
そんなことは考えずに、とにかく自分が書きたいテーマ
という意味です。

これは、当然、
どちらが正解というものではありません。

でもテーマを決めるときの葛藤として
よくあるのではないでしょうか。

この葛藤に対して、
私には1つの自分なりの結論があります。

それは、

そのときの自分の気持ちで「割合」を変える

ということです。

どういうことかというと、

自分が書きたいテーマと
売れる(ニーズのある)テーマは、
決して、二者択一ではないということです。

どちらか一方に決めなければいけないものではない。

グラデーションがあるはずです。

例えば、一番書きたいテーマではないけれど、
それなりに書きたい気持ちはあり、
ニーズがものすごくあるかといえば、
そこまではないけど、
それなりにニーズのありそうなテーマ。
こんなイメージでのグラデーションです。

さらに、ここにもう1つ重要な要素を加えます。

それは、

自分の得意なテーマ」(書けるテーマ)

かどうか。

いくらニーズが高くても、
いくら書きたい気持ちが強くても、
自分が書けるかどうか。
書けたとしても
付け焼き刃の知識や情報では説得力がありません。

すなわち、
次の3つの要素の割合を考えるのです。

・自分が書きたいテーマ
・ニーズのある(売れる)テーマ
・自分が得意な(書ける)テーマ

図解すると、こんなイメージです。

この3つの要素が交わったテーマであれば、

書きたい欲求も満たされ、
そこそこ売れる可能性もあり、
自分が得意なので持続もしやすい

という絶妙なバランスを保ちながら書けそうです。

ただ、
常にこの3つの要素の交わったテーマを
書くのがベストかといえば、
そういうものではないでしょう。

ときには、
自分が書きたい気持ちに偏ったテーマでもいい。

ときには、収益を重視した、
ニーズのある(売れる)テーマに
大きく寄ってもよいでしょう。

ときには、自分が得意だから
という理由だけでテーマを設定してもいいわけです。

書きたい気持ちが少なくても、
売れそうで自分が得意なテーマを設定することも
ありでしょう。

そのときの気持ちで、
この割合(バランス)を考えればよいのです。

大事なのは、

・この3つの要素の割合を考えた上でテーマを決める
・今回のテーマは、このベン図のどのあたりを指すのかを意識する

ことです。

そうすれば、
冒頭のような心の葛藤は、
いくぶん軽減されるのではないかと思います。

もし、今後、
テーマを考えることがあれば、
ぜひ、このベン図を思い起こしてみてください。

以上です。

Kindle出版のテーマについては、
以下の記事も書いています。

テーマを決めるのに悩んだら
参考になる記事だと思いますので、
ぜひご覧ください。

また、あわせて
ワンランク上のKindle出版を目指した
マガジン『Kindle出版研究所』も
ぜひご覧ください。



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