Kindle出版の収益UP策⑩ 〜キャンペーンの実施〜
Kindle出版の収益アップにつながる
18個の方法を
マガジン『Kindle出版研究所』の中で
順番に紹介しています。
10個目の今回は「キャンペーンの実施」です。
読者や収益を増やすために
多くの Kindle出版ノウハウ本で
勧めているのが「キャンペーンの実施」です。
キャンペーンは、2つあります。
・無料キャンペーン
・99円キャンペーン
無料キャンペーンを設定すると、
最大5日間、無料で Kindle本をダウンロードできるようになります。
では、
なぜ「無料」にする必要があるのでしょうか。
それは、一言で言えば、
出版後の「初速アップ」（スタートアップ）に有効
だからです。
具体的には次のメリットがあります。
・多くの人に読んでもらいやすい
・たくさんレビューをもらいやすい
・無料ランキングの上位に入りやすい
無料であれば、
手に取りやすくなり、
多くの人に読んでもらいやすくなります。
それにより、レビューをもらえる可能性が高まり、
無料ランキングの上位に入れる可能性が出てきます。
そうすると、
多くの方の目に触れる機会を増やせ、
さらに多くの人に読んでもらいやすくなる、
という好循環を期待できるのです。
さらに、無料期間が終了した後、
それまでにダウンロードされた実績は残りますので、
有料ランキングにも好影響を及ぼすということになります。
ちなみに、無料キャンペーンといっても、
Kindle Unlimited で読まれた場合は、
その分の報酬は入ります。
しかし、Kindle作家の 橘隼人さん は
著書の中で、
安易に無料キャンペーンを実施すると、
著者のブランドが低下する懸念があると指摘しています。
無料キャンペーンが有効なのは、
次の2つの状況のときと言っています。
カテゴリーランキングで１位を目的とした際に２位から10位の間のとき
順位が何百位まで下がってしまい順位を上昇させたいとき
（略）その間印税が入ってこないことや著者のブランドが低下していってしまうことを考えると安易に無料でのセールは行わない方が無難かと思います。ただし、私自身も試してみた結果を伝えますと、以下の２点の時には無料セールをぜひ実施してみてください。
カテゴリーランキングで１位を目的とした際に２位から10位の間の時
順位が何百位まで下がってしまい順位を上昇させたい時
これらの時は無料セール実施後に順位が上昇しやすいことから、狙った目的を達成しやすくなります。
さらに、最近では、
無料キャンペーンではなく
「99円キャンペーン」を実施する
Kindle作家の方も多くなってきています。
99円キャンペーンの場合、
カテゴリーのランキング1位を取れれば
自著に「ベストセラー」の帯がつきます。
ベストセラーの帯がつくと
多くの方から注目され、
手にとっていただける可能性が高まります。
それによりレビューが多くつき、
さらに多くの方の手に取ってもらえる可能性が高まり、
ランキングも上位を維持できる、
という好循環が生まれます。
しかし、ある程度、読者の見込みがないと、
無料キャンペーンよりも読まれる可能性は低くなる
と思いますので、
ご自分の状況によって、
どちらのキャンペーンを活用するかは
よく考えた方がよいでしょう。
また、
キャンペーンを実施するタイミングが重要です。
やはり一番読んでもらいやすいタイミングは
多くの方が休みになる週末です。
ですので、
キャンペーン期間に週末が入るようなタイミングで実施した方が
キャンペーンの効果は上がるでしょう。
最後にキャンペーンを実施するための手順です。
まず、無料キャンペーン。
① KDP のトップページでサインイン後、「マーケティング」を押す。
②「価格キャンペーンを実施」の「本の無料キャンペーン」を選択し「本の無料キャンペーンの実施」を押す。
③ キャンペーンをしたい本を選択し「続行」を押す。
④ 開始日と終了日を入力し「変更を保存」を押して完了。
本の無料キャンペーンは、最大5日間まで実施できます。
なお、日本時間では、開始日の17:00 に開始し、終了日翌日の 16:59 に終了しますのでご注意ください。
また、夏時間（アメリカのサマータイム）の期間中は、日本時間では 16:00 に開始し、終了日翌日の 15:59 に終了します。
サマータイムは、3月から11月までですが、日にちは年によって異なりますので、Webサイトなどでご確認ください。
以上が、無料キャンペーンの設定です。
次に99円キャンペーンの手順ですが、
実は99円キャンペーンは、無料キャンペーンのような特別な設定があるわけではありません。
単純に、販売価格を自分で99円に設定するだけです。
そして、自分で定めた期間が終了したら元の販売価格に戻す、
というわけです。
以上です。
次回の記事は
「予約出版の活用」です。
Kindle出版初心者の方に役立つ記事を
マガジン『はじめてのKindle出版』の中で公開しています。
また、ワンランク上のKindle出版を目指した記事を
マガジン『Kindle出版研究所』の中で公開していますので
あわせてご覧ください。
▼Kindle出版に興味があれば、こんな本も。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？