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毎日が一粒万倍日

この前、職場の先輩がメガネを買い替えたらしく娘さんに選んでもらって喜んでいました。

フレームを選んで、いざ視力検査となったら眼精疲労でちゃんと検査できないので店員さんに後日きて欲しいと言われたそうです。

でも、その日が一粒万倍日だったようで先輩は奥さんから、その日に絶対買うようにとのお達しがありました。

先輩は、なんとしてもその日に買うように言われているので、家庭内事情を話してなんとか視力検査をしてもらえるようにお願いをしたのですが、店員さんは頑として譲らなかったそうです。

若い店員さんだったようですが、メガネは体の一部というお客さんを想っての対応だったようで、先輩は「恐れ入りました」と一言伝えて帰路につきました。


頑固な店員もいるもんだなと思ったんですが、お客さんの状態を見極めての判断にプロ意識を感じます。

そういえば、一粒万倍日ってご存知ですか?

日本の暦に古くからある吉日の一つで「何かを始めるには最適な日」とされているみたいです。

先輩は結果として、その日にメガネを買えませんでした。

でも、見方を変えると芯のある店員に出会えた日でもあります。

もしかしたら、眼精疲労のまま視力検査をしていたらメガネが合わず再検査and再購入なんてこともありますもんね。

ある意味では吉日の報いを受けているのかもしれません。


先輩は結局、目の前の店員さんの気持ちを大切にした。

もしかしたら、奥さんの気持ちを蔑ろにしたという見方もあるかもしれない。

一粒万倍日のよき日に、人の気持ちを大切にするというスタート切ったんだと思います。


自分の思い通りになったら、いい日になるし。
思い通りにならなかったら悪い日にもなる。

そんなことを繰り返しているわたしです。

先輩にあやかって、わたしも人の気持ちを大切にできるようにしたい。

思ったときが吉日。

毎日が一粒万倍日だと思って、その日その日を大切にしたい。




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