歯の神経を抜きました🦷
初めての投稿で何を書くか迷った挙句、歯の神経しか思い浮かばなかったこと、とても恥ずかしいです。でも、それくらい自分の人生の中で大きなイベントだったんです。
遡ること2週間前、1月18日午前11時。その日はデリバリーのアルバイトで、私は自転車で京都・御池通りを走行していました。冷たい冬の京都をスイスイ進むなか、ピリッと何かが刺さったような違和感が私の前歯を走りました。以前から冷たい飲み物が歯に染みることはあったのですが、知覚過敏だろうとあまり気に留めませんでした。空気が歯に染みるほど今日は寒いんだなと私は気にせず走り続けました。
1月18日午後17時。私「Mさん(バイトの社員さん)、今日早退してもいいですか?」Mさん「なんで?」私「歯が痛くてバイトどころじゃ無いんです」Mさん「カバオくんやん笑。(カバオのモノマネで)あんぱんマーン、歯が痛いよー」<こう言う時の関西人ほど、うざいものはない。>結局、そいつは早退させてくれませんでした。
1月20日午後18時。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、ようやくデンタルクリニックの診察日。歯医者「あー、神経いっちゃってるね。抜くしかないよこれ」私「痛いですか?」歯医者「痛いよー。でも麻酔打つから大丈夫」私「…」(間髪入れず)歯医者「よし、じゃあ口大きく開けて」歯茎に麻酔が注入されていく。
1月20日18時30分。歯医者「はい、お疲れ様〜。うがいしてくださいね」麻酔が効いてるせいか、前歯から鼻にかけて感覚がぼんやりしている。歯医者「3時間くらいは飲食控えてくださいね。あと酸性の食事も」私「はえ(痛みと引き換えに返事が蠅になる副作用)」
1月20日21時。実家茨城にいる母から電話。母「歯どうだった?」私「神経抜いた(痛みも蠅も飛んでった)」母「何?」私「神経を抜いた(蠅はまだいた)」母「ご飯は?」私「まだ食べてない」母「今、スーパー来てるんだけどお粥でも送ろうか?」私「ありがたい」母「さやちゃん(妹)、お粥何味ある?」妹「卵か梅か鮭。なんで?」母「お兄ちゃん、歯の神経抜いたんだって」電話越しに爆笑している妹の声が聞こえた。
歯の神経を抜くという出来事ひとつをとっても、相手がどういう人間かが今回の一件で明らかになった。バイト先のあいつと妹は、困っている人の気持ちに想像力を働かせることができない人間だと。
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