アイスができるまで

1:原料の混合・溶解
アイスクリームの原料を30〜70℃に加温しながら溶かしていきます。
この工程で出来るものは「アイスクリームミックス」と呼ばれています。

2:ろ過
不純物等を取り除くために、アイスクリームミックスをろ過します。

3:均質化(乳化)
アイスクリームミックスに含まれるタンパク質・脂質・水分などのバラバラの粒子を均一化(乳化)させるため、均一化専用の機械にかけます。
そうすることでなめらかな食感につながります。

4:殺菌・冷却
68℃で30分間加熱殺菌する方法や、同等以上の殺菌効果を行うことが定められています。
殺菌をした後は5℃以下に冷却します。

5:エージング
アイスクリームミックスの中の脂肪の結晶を安定させるために0〜5℃の温度帯でしばらく貯蔵します。

6:フリージング(凍結)
アイスクリームミックスを空気を入れながら攪拌させ、急速に冷却し半凍結にします。
アイスクリームミックスの中に含まれる水分が細かい氷の結晶となり、なめらかな食感に仕上がります。

7:充填・包装
半凍結のアイスクリームを、カップやコーンなどの容器に詰めます。

8:硬化
-30℃の急速冷結室で連続的に凍結させます。

9:検査
重量の確認や異物混入のチェックをします。
また、この際に検査室では成分や微生物の検査も行います。

10:保管・出荷
製造されたアイスクリームは-25℃以下の冷凍庫で保管され、冷凍車で配送されます。

※bitesjapansquadの投稿:kanade_mt