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René Laliqueから学ぶ時代の波に乗る成功例


René Laliqueから学ぶ時代の波に乗る成功例
:ラリックとは


ルネ・ラリック(René Lalique、 1860年4月6日 - 1945年5月1日)は、
19世紀から20世紀のフランスのガラス工芸家、金細工師、宝飾デザイナー。

アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍した作家。

前半生はアール・ヌーヴォー様式の金細工師・宝飾デザイナーとして活躍し、その分野で名声を得ていた。
金細工師・宝飾デザイナー時代から、ガラスをパーツに用いていたが、ガラス工場の経営者に転進するのは50歳を過ぎてからである。
(wikipedia)


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因みに、この「明日への祈り展」のポスターの写真の作品、
大きな作品かと思いきや、数センチ程の作品でした。


以前と感じ方が全く変わっていた


はじめてラリック美術館に訪れたのは十数年前。
当時、飴細工のデザインの参考として、
現・パティスリーアメリ オーナーシェフ藤井幸治シェフと、
現・RAU松下祐介シェフと伺いました。

当時はデザイン的な部分に大きく感動したのですが、
もちろん、デザインの感動は同じく、ただ今回は感じ方が違いました。

商業的成功

ラリックのデザイン力はアーティストとしても圧倒的だと思います。

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ただそれを商品として流通させられていること、
また、それに伴う時代背景と取り組みに考えさせられるものがありました。

商業的にも大きな成功を収めています。


※↓アートと商業について整理した記事

[アートにおける「商業的」に対する嫌悪感を整理する]記事リンク



新しい技術と先見性

電気が無いことが当たり前の時代。
夜が暗いことが当たり前の時代。

エジソンによって電球が開発された、

はいいが、人間は保守的なもの。

慣れているもの、成長と共にあった環境であれば、
尚更、それを否定するような技術に対し嫌悪感を示します。

ただ、ラリックは照明器具を多く手掛け成功します。
暗い夜に慣れた人たちに受け入れられやすいよう、
証明器具の灯りのトーンを落とし、馴染みやすい工夫を施したそう。

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商業的成功の裏に、
時代の変わり目の波に上手く乗った、
という事がいえるかと思います。


「ビジネスで最上階を目指すときに、
下りのエスカレーターを選んだとする・
私たちが100パーセントで駆け上がっても、
実際の成果は40パーセントになってしまう。
もし上がりのエスカレーターを選んだのであれば。
100パーセントの力で駆け上がったときに、
200パーセントの成果を得ることができるかもしれない。」
by 孫正義

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