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パン屋で思い出す
たまたま入ったパン屋さんのイートインでランチをした。カウンターが空いていてそこに座る。カウンターの端には小学4年生くらいの男の子が座っていた。どうやら同席している保護者はいないようだった。時間が経っていくと、ああここんちの子かと分かって私は小さい頃の自分を見ているような気持ちになった。
私も家が商店だからよく店にいたし、祖母がやっていた食堂にもよくいた。その男の子もそこのパンを食べていて、お昼ご飯を食べるのにここに来させれている図だ。私も小学生の頃はそうだった、土曜の学校帰りは店に直行し店ででランチをすませたし、日曜も店でランチを食べてから手伝いをするのが定番。祖母の食堂も朝と昼は子供たちの食事の場所だった。お客さんのいない朝はいいのだけど昼は嫌だった。お客さんがいる中で食事するのがどうも居心地が悪くてしょうがない。
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