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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

【ネタバレあり】ネタバレの在り方〜劇場版 名探偵コナンを通して〜

たまには記事の方向性を少し変えて、日常的な話題も踏まえて書きます。


本日4月12日は「劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星」の公開日です。

中の人は、公開初日に観に行きました。だって、本来なら休みだった日に用事が入って、その埋め合わせで休みになったんだもん。その振替休日がコナンの初日だったんだもん。


コナンの映画の時期の風物詩として「ネタバレ」が存在します。まだ映画を観ていない人が、映画の内容を観る前に知ってしまう現象です。

ネタバレしても良い人もいますし、ネタバレした状態で「この場面に注目したら良い」と分かったうえで観たい人もいるでしょう。反対に「ネタバレしていない状態で観たい」という人もいるでしょう。

ネタバレに関しては、考え方や好みは人によって違います。その違いにおいて、自分の考えの強要はしません。他人に危害が及ぶ場合(過激な思想)等、個人の考え方や違いが制限されるべき場合も存在しますが、ネタバレへの考え方に関しては、受け入れて良い違いでしょう。


これより先は、ネタバレに対する考え方の違いに配慮して、「ネタバレOKな人」と「ネタバレNGな人」を分けて、ちょっと今年のコナンの感想とか書いておきます。

ネタバレが嫌な人は、この先は絶対に読まないで下さい。


もう皆さん「ネタバレOK」な方ですよね?
「ネタバレNG」な人、後悔しても知りませんよ?


ネタバレ込みの感想 行きまーす

あらすじ(大まかに)

※順番とかが前後している可能性があります

明治元年のシーン

土方歳三が刀を受け取る
→政府軍の兵士が乱入
→土方歳三が兵士を斬り捨てる
(数名を斬り、刀に血が付着した後、屏風越しに兵士を刺したため、屏風に鍔の後が残る。)

現代の函館

キッドが斧江財閥が所有する脇差し2本を狙う
→コナンや小五郎、中森警部が警護
→キッド、運送業者に化けて裏口から侵入
→キッド、平次に見つかって逃げる
→平次、バイクでキッドを追いかける
→平次とキッドがチャンバラ
→キッドの単眼鏡が外れる
→平次、新一そっくりなキッドの顔を見る
→キッド逃走

オープニング ムービー

「俺は高校生探偵〜(中略)〜真実はいつも1つ」
※コナンの正体を知る人物として平次とキッドを紹介

剣道大会のシーン

来るはずの平次が来ていない
→和葉、平次を探す
→居合の練習をする福城聖に遭遇
(コナン/和葉/沖田は、後に居合の演武を鑑賞)

大岡紅葉と伊織無我

平次を探し、ヘリで函館、札幌(時計台)、稚内(日本最北の地)等を移動。

殺人事件

コナン一行、平次と合流
平次は「夜通しキッドを追いかけていた」と言う
→北海道警の西村京介警部、川添善久刑事らとも合流、遺体の確認

遺体は弁護士の久垣澄人
胸元を十文字に切り裂かれていた
・東京都教育委員会 銃砲刀剣類の書類の切れ端(?)を所持
・側に空のゴルフバッグ(刀を入れていた?)

捜査会議

・武器商人として暗躍するブライアン・D・カドクラが、資産家・斧江圭三郎が隠した宝を探している。
・圭三郎は財産を金塊もしくは兵器に代えた可能性がある。

狐面の日本刀使い

キッドが中森警部に変装してカドクラの居るビルに侵入
→キッド、変装がバレるも刀2本を盗み出す。
→キッド、「この刀に何があるんだ」と考えていたところ、狐面の日本刀使いに攻撃される。
→平次、コナンもキッドと共に狐面と戦うも、狐面は逃走
→キッドはコナンと平次に「宝を狙った泥棒が居たこと」「その宝の正体を自分は知りたいこと」を伝える

福城家

「東窪榮龍」と書かれた圭三郎のメモが発見
→コナンと平次、東窪榮龍が打った刀6本のうち、2本を持つ福城良衛の元に向かう
→蘭、和葉、川添刑事、沖田(キッドの変装:不自然な京都弁を使用)
→良衛の息子・福城聖が出てくる
 和葉と親しくする聖vs平次
→良衛に止められる
→刀2本と一緒に受け取った紙(黒地に赤色で星型が描かれたもの)を見る

斧江拓三 襲撃

斧江拓三が襲われたと連絡
→拓三「宝探しから手を引く」と言う
→斧江家に保管されていた、いろはの文字が書かれた表を差し出す

暗号解読

コナン、平次、沖田(キッドの変装)らで暗号解読
刀の部品が月に関連することに気づく

稚内にいる紅葉から平次に電話
→いろはの文字の表を見る

いろはの文字は土方歳三の句集に関連
(句の番号のうち、1の位が表の横軸、10の位が縦軸に該当)

暗号は北海道東照宮の場所を示していた
拓三一派、カドクラ一派に盗聴されていた

チェイス@函館

キッド(最初は小五郎に変装)が東照宮の地下に行く
→キッド、怪しげな箱を入手
→コナンと平次と遭遇
→キッド、コナンと平次を巻くも、地上に出てくると敵一派が居た
→コナン、平次、キッド、敵一派に追われる
→キッドは上手く巻く、箱を持ったコナンと平次が追われる
→コナン、途中で聖のバイクに拾われる
→敵一派を聖が足止め
→コナン、平次のバイクに乗る
→カドクラ一派、函館の街中で発砲
→箱が飛ばされ、電車に轢かれる
→箱の中身が無かったことが判明

聖の逮捕

チェイスの後、聖に手当てされるコナンと平次→警察が来て聖を連行
刀の鞘に聖の指紋が付いていた

東照宮の巫女・吉永神子が現れて、コナン・平次と面会
→函館の地図と、福城家で受け取った紙を重ねると、地図の五稜郭と、紙に描かれた赤色の星型が重なることが判明

良衛とカドクラ

コナンと平次、手掛かりを得るべく福城家を訪れるも、良衛はカドクラに拉致されていた。

運気を気にする良衛だが、何故か北枕
→布団の下に、血で書かれた星型あり。

狙撃

カドクラ、警察署から移される拓三を狙撃
→中森警部が拓三を庇い、2人とも重傷
→キッドがカドクラの銃を、トランプ銃で使えなくする
→カドクラ逃走

なお、中森警部の見舞いのため、娘の青子も函館に来ており、その際、接触したコナンに「私の幼馴染の小さい頃に そっくり」と言う

強迫電話

カドクラから警察に電話
→良衛を拉致したこと、函館市内に爆弾を仕掛けたことを告げ、爆破されたくなければ宝を探すよう要求


この辺まで、映画のパンフレットにも書かれている展開です。

ネタバレ

宝の在り処

映画の後半、カドクラ一派と接触したコナンと平次。

宝の在り処を聞かれたコナンと平次は、阿笠博士と少年探偵団に頼み、底がガラス張りの気球を浮かせてもらう。気球の中で、ガラス張りの底面に、鍔が星型の刀の模型を立て、鍔と五稜郭が重なる高さを調節。その高さから光を出し、気球と同じ高さにある場所を示した。

その場所は函館山展望台。
函館山に宝が在ると判明した。

犯人

久垣を殺害した罪で逮捕された聖だったが、犯人は聖では無かった。
鞘の指紋は、真犯人が一時的に鞘をすり替え、その際についたものだった。剣道大会において、居合の練習と本番において、鞘に刀を収める時の音が違ったのを、和葉が気づいて警察に伝えた。

犯人は良衛だった。自分を裏切った久垣を殺害し、聖を逮捕させることで、警察に聖を保護させることが目的だった。

ただし、聖は宝(=兵器)を破壊するため、警察を脱走し、小型飛行機で函館山に向かっていた。

カドクラ一派vsコナン一行

カドクラは爆弾を爆発させようとするが、そのスイッチを、カドクラの部下であるナチョ・ベルガに変装したキッドが奪う。

カドクラの部下を木刀で制圧する沖田や鬼丸猛。
函館山に向かうカドクラ一派の車を追いかけるコナン。
ヘリコプターから爆弾を車を落とし、コナンを援護する大岡紅葉と伊織無我。
小型飛行機の上で聖と戦う平次。
飛行機から落ちた平次を援護するキッド。

コナンは、ロープウェイをスケボーで登り、カドクラの車を先回りし、ボールを蹴って車を止め、出てきたカドクラと戦うことになる、その際、ワザと隙を作り、人質だった良衛に戦わせることで、十文字に切り付ける太刀さばきを確かめ、真犯人であることを確信した。

宝の正体

終盤、宝が格納された場所に入るコナン、キッド、良衛。そこで見つけた宝は、戦時中、暗号解読に用いた装置。敵国のデータを解読するのに使っていたようだが、翻訳機の普及等もあり、現代では使えないモノだった。

正体を知って虚しくなる良衛。

平次の告白

聖を担ぎ、パラシュートで函館山展望台に降りる平次。そこにいた和葉に告白しようとする。

ただ、告白の前に、大岡紅葉と伊織無我がスタングレネードをヘリコプターから落としてしまい、少しの間、和葉は耳が聞こえにくくなっており、平次の告白を聞き逃していた模様。

なお、平次が告白したところでエンディングに入り、和葉も涙していたため、完全に雰囲気は出来上がっていた。
(和葉の涙はスタングレネードのせい)

刀の在り処

本作で登場する刀は、鍔が五稜郭の形をした「星陵刀」と、その他に6本の刀が存在している。6本の刀の鍔は、星陵刀の鍔を取り囲む形になっている。

星陵刀は工藤夫妻が持っていたことがエピローグで判明する。

優作の家族

エピローグにて、工藤夫妻の会話から、優作に双子の兄がいることが判明。優作の両親が離婚し、兄は父親に、優作は母親に引き取られ、優作は兄と長く会っていない模様。

ただ、たまに連絡は取る様子で、実際に「T.K」という人物からメールが来ていた。

また、優作は兄のことを「有希子とは面識がある」と言っていた。

川添刑事の正体

車をバックさせすぎる等、ドジな描写があった川添刑事。その一方、キッドが変装した警備員を意味深な表情で見つめていたり、コナンや良衛を撃とうとしたカドクラの銃を狙撃して弾き飛ばしたり、特徴的なシーンも多かった。

ただ、事件が片付いた後、現場に駆けつけた川添刑事は「休暇を取っていた」と言い、事件には全く関わっていないと主張していた。

またしても何も知らない大泉洋

ならば、事件を捜査していた川添刑事は何者なのか。

映画の最後、柱の上に立っていた川添刑事。優作が送ったと思われるメールを見て、川添刑事の変装を解いた。

変装を解いた姿は、キッドそっくりだったが、衣装は黒っぽく見えており、口元に少し髭が生えていた。その髭の形は、キッドの正体である黒羽快斗の、死んだはずの父親・黒羽盗一のものに そっくりだった。

・黒羽盗一の生存
・工藤優作と黒羽盗一が双子(新一とキッドの血縁関係)

この2点が、ほぼ確定したと言える。

2025年の映画

雪の降る森の中で「早きこと風の如く」等と言うセリフが流れており、2人の男性が話している模様。

男性の声からして、その2人は長野県警の諸伏警部と大和警部であり、来年は長野県警がメインの可能性が高そうです。

いつかは長野県警メインの映画が作られそうな気はしてたが、いよいよ来年か。

感想

今年のコナンは、良くも悪くも「ラスト1分のために作られた映画」という感じでした。

あまり偉そうに言える立場ではありませんが、「純黒の悪夢」等と比べると、どこかアクションシーンが物足りない気もします(もう1つくらい、ラストにアクションシーンがあっても良い気がしました)。

ただ、その物足りなさは、ラスト1分の黒羽盗一の描写で回収したようにも思われます。

ネタバレ文章を書いて思ったこと

ここまで、ネタバレ込みで今年のコナン映画を振り返りましたが、これは あくまでネタバレの事例の1つに過ぎない…はずでした。

なんか、ネタバレが長くなってしまいました。

「映画館で衝撃を受けたい」という人は、こんなネタバレ満載の記事、絶対に見たくないはずだし、「予習してから映画を見たい」人はネタバレ記事を見た方が良いかもしれません。

ネタバレOKな人も、ネタバレNGな人も居るので、ネタバレを含む話題をする時は、OKか NGかを確認してから話しましょう。

個人差に配慮しましょう。

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