限界を受け入れる

限界が存在する

 自分の能力や、自分の限界を周囲に晒される。そんな機会もあると思います。努力だけでは解決しないことも多いですし、その限界が周囲に知れ渡ってしまう機会も多いと思います。

学校現場での例


 学校現場では、児童生徒の能力が周囲に晒される機会も多いです。

体育

 例えば、体育では、必然的に自らの運動能力が、周囲の児童生徒に晒されます。特に、体力測定のシャトルランなんて、その極みだと思います。「あいつの記録は〇〇回やった〜」的な感じで、持久力の限界を晒されるし、自分の体力の限界を周囲に晒す」という意味でキツい活動だと思います。また、運動会・体育祭の大縄跳びやクラス対抗リレー等、基本的に全ての児童生徒が参加する種目では、自らの運動能力が晒されます(例:あいつは足が遅い、縄跳びが下手だ)。

勉強・試験

 また、今では減っているようですが、試験の成績を掲示・発表することもあったそうです。「自分の成績を周囲に知られたく無い」と思っている児童生徒も多いでしょう。成績が良く無かった者は「恥ずかしい」と思う場合も多く、成績が良い場合でも「成績が良いことで、周囲から妬まれたく無い」と考える場合もあると思います。それでも成績が問答無用で晒されていたと考えると、恐ろしいものです。また、「誰が何処の学校に進学したのか」といったことも結構バレます。

SNS等でも


 InstagramやTwitter等のSNSでは、フォロワー数や「いいね」の数により、「どのくらいの人から、自分が承認されているか否か」が分かってしまうのです。けど、自分の努力だけではフォロワーや「いいね」が増えるわけでは無い。フォロワーなんて、自分がフォローしても、向こうがフォローバックしてくれるかなんて分かるわけが無い。フォロワーや「いいね」の数なんて、結局、相手に依存するんです。まぁ、ある程度はフォローしなければフォロワーは増えないことが多いのですが。

 フォロワーや「いいね」数は、自分の努力だけでは、どうしようも無い。「人に好かれる投稿をする」等の方法も想定されるけど、基本的には、「自分が承認されている」ことが前提として必要なんです。

全てを受け入れる覚悟


 自らの長所のみでは無く、短所も晒されてしまうのが現状です。そして、人間は誰でも短所・弱点は存在するし、長所にも限界が存在することが多いです。対人関係においては、そんな存在でも認めてくれる、「良いところも悪いところも、全てを受け入れてくれる」人間関係・信頼関係を築けるのが理想です。短所や限界も受け入れる覚悟を持ちましょう。短所・限界を超えたいなら、それらを受け入れたうえで乗り越えましょう。

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