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陰キャ陽キャの決定要因について

はじめまして。陰陽研究家のオオツカです。今回は長年陰キャ陽キャについて語ってきた僕がたどり着いた、陰キャ陽キャを決定する根本的な要因を述べます。

運動神経?コミュ力?確かにそれらも大いに関係していますが、もっと高次元の言葉で説明できます。それは幼少期に強いコンプレックスを感じていたか?です。誰でもコンプレックスや悩みの1つはあるでしょう。そこで「強い」という表現を使いました。

幼少期とは幼稚園~中学校までを指します。特に中学校時代が重要です。なぜ小学校や高校時代ではないのか?それは中学時代が自我が芽生え、いわゆる「大人への入り口」だからです。

小学校の頃は確かにいじめられっ子はいましたが、(特に男子は)みんな騒がしくわけのわからないことを言ったりやったりしていたので陰キャ陽キャという区別はなかった気がします。逆に高校以降は完全に陰陽で分離していました。

続いて、コンプレックスという観点から運動神経など各種スペックと陰キャ陽キャがどう関係しているのか説明します。以下、陰キャ陽キャへの決定要因がでかい(=コンプレックスを強く感じやすい)順に並べました。

最後にこんな図が登場するので興味がある人はぜひ読んでください。意見・反論もお待ちしています。

① 運動神経

まずこれは一番でかい要因でしょう。中学時代は運動できる奴は体育の授業や体育祭など活躍する機会が大いにあります。活躍できると自分に自信がつくためクラスメイトや女子に対して自己主張できるようになります。また自分の意見が通りやすくなります。このような成功体験を通じてコミュ力が高くなっていくのです。運動神経が重視されない大学以降も、陽キャな人が運動ができることが多いのは、運動神経が良かったことで一生モノのコミュ力がついたからでしょう。

逆に運動神経が悪い人は恥をかく場面がたくさんあります。また運動を通してコミュ力やリーダーシップを身に着けることができません(例:体育祭のメンバー決めなどの場でも、イニシアチブをとる側に回れず言われたことをやるだけになる)。よってコンプレックスになるのです。

ごく稀に、陸上部などに運動神経がいい陰キャがいることがありますが、これは個人競技でありコミュ力向上につながらないからでしょう。

② 娯楽禁止か否か

これもかなりでかい要因だと考えます。娯楽禁止家庭の子供は必然的に陰キャ化します。娯楽とはゲーム・漫画・テレビを指します。僕の世代だと中学時代まで(2010年代前半)は、テレビが子供同士の話題の結構な部分を占めていました。今はスマホ(YouTubeなど)になるのかもしれませんが、僕にはわからないので割愛します。

娯楽にある程度触れていないと、小学生同士の会話や遊びに加われません。ゲームでも見ているだけ、あるいは貸してもらうのを待つ。力関係ができるのは当然です。馬鹿にもされるでしょう。また幼稚園児はアニメキャラでごっこ遊びをしますが、加われないorイニシアチブをとる側に回れず端役にされるため、なんというか一歩引いた性格になります。ほかの人が当然のように知っていることを、自分だけ知らないのがコンプレックスになるのです。

中学時代も娯楽は重要です。例えばテレビを見たことがないので体育の授業でスポーツのルールがわからない、あるいは文化祭でテレビの企画パロディをやることになってもうまく加われないなどが考えられます。ゲームや漫画・アニメもコミュニケーションツールとして依然として重要です。陽キャもアニメを見るしゲームもします(進撃の巨人やワンピースなどある程度メジャーなものに限りますが)。

このように娯楽という共通言語を禁止されると、コンプレックスとなる出来事が量産されるため陰キャになります。ただしゲームやアニメにはまりすぎるとそれはそれで陰キャになります。つまり過剰にはまるとオタク系陰キャ、完全に禁止だと無キャ(ぼっち系陰キャ)だということでしょう。

③ 身体的な障害

障害とはそこまで重度ではないもの、例えば吃音や体が弱くて体育の授業を見学するなどを指します。これもみんながやっていることに加われずコミュニケーションの機会が減る、うまく話せずコンプレックスになることで陰キャになります。

逆にADHDなど発達障害系は陰陽に関係しないと考えます。忘れ物遅刻が多くても陽キャな人はいくらでもいます。これも小中学校時代、忘れ物をしても(確かに先生に怒られはしますが)コンプレックスにはならないからでしょう。

④ 容姿

容姿も少しは関係してきますが、正直そこまで決定的な要因だとは思いません。なぜなら子供には性欲がないため、顔が悪いことがコンプレックスになりにくいのです。身長なんかは特にそうです(⑥で詳しく説明します)

確かに中学では特に女子では容姿でコンプレックスになる人はいそうですが、①の運動神経や②の娯楽のほうが性格の陰陽に与える影響は大きいでしょう。例えばバスケ部やバレー部の、クラスを牛耳ってた不細工陽キャ女子をイメージしてください。男子の場合はなおさら容姿は関係ないです。

特に高校大学以降になると容姿はファッションやメイクである程度改善できるので、顔の造形自体はよくない陽キャでも、あか抜けて美男美女っぽくなることができるのです。

⑤ 家庭環境

家庭環境とは、両親の学歴、親の収入、両親の仲(シングルマザー)などを指します。正直、家庭環境の良しあしに関係なく、陽キャ陰キャのいずれの子供が生まれる可能性がある気がします。実家が貧乏だと確かにコンプレックスにはなりそうですが、かといって必ず陰キャになるとは限りません。むしろ貧乏であっても、親と一緒にスポーツしたり、ゲームやアニメで盛り上がるような家庭は上記の①、②の理由から陽キャになりそうです。

⑥ 身長

これもほとんど関係ないです。男子で身長が高いことが高スペックとして認知されるのは大学以降、小学校や中学校では全く重視されません。よって幼少期のコンプレックスにはならないのです。むしろでかすぎるとのっぽとか言われてコンプレックスになり陰キャ化しそうです。

⑦ 学歴(成績の良さ)

これも全く関係ありません。理由は⑥の身長と同じで小学校や中学校時代には重要視されないため、できなくてもコンプレックスにならないandできても自信にならないからです。

ここまで各種スペックが陰キャ陽キャの性格形成にどう影響を与えるのか、コンプレックスという観点から説明しました。最後にこれらのスペックを図示します。横軸が幼少期時点でのコンプレックスの大きさ(=陰キャ陽キャの決定要因としての大きさ)、縦軸がコンプレックスの発現時期です。負の相関がありそうです。

図:コンプレックス発現時期とその大きさの関係

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