ディレクターを辞めた理由。
週末は作業が落ち着き気味の私✌️
録画しててずっと未視聴だった『100カメ』の進撃回も見たし、満足満足💕
さて、それでも時間があるので久しぶりにnoteを書こうかな。
こう思わないと、書かんからね(笑)
Xの方ではだいぶ前にお伝えしていましたが、私、ディレクターを辞退しました。
「2ch馴れ初め系」と呼ばれるYouTubeの非属人チャンネルのディレクターです。
私もやるまでよくわかっていなかったんですが、「非属人」というのは、いわゆる顔出しをしていないチャンネル👀
「〇〇まとめ」とか「〇〇解説」とか、なんかのキャラクターが出てきて喋ったりしてるやつですね🤔
「2ch馴れ初め」というのは、2chスレにある馴れ初め物語を、イラストと自動音声(=ゆっくりボイス)を使って、アニメ風に仕上げているもの。
実際のスレの話を動画にしているものもあるし、ライターさんの完全オリジナル創作の場合もあります。
ちなみに、うちのチャンネルは後者。(後者の方が多いかもね🤔)
他にも、「2chスカッと系」とか「2ch面白系」など、いろんなジャンルがあります。
それはさておき。
私はチャンネル立ち上げ時からライターとして活動してきて、2ヶ月ほど経った頃に、前任のディレクターさんが諸事情で辞退されるとのことで、その後を引き継ぎました🫱🫲
フリーランスライターになってから5ヶ月目くらい、シナリオライターを始めてからは2ヶ月くらい。
ディレクターなんて右も左も分かりませんが、前任者やオーナーさんに背中を押され、引き受けることにしました💪
結論から言うと、やってよかった。
知らない世界のことを知れたし、酸いも甘いも経験しました。
単刀直入に辞めた理由を言うと、「ディレクター脳がなかったから」
続けていくうちにわかったんです。
「あ、やっぱり自分はライターなんだ」と。
1つのチャンネルしか経験していないのでよくはわからないんですが、「2ch馴れ初め」と呼ばれるジャンルでは
多く再生されている(目安10万回以上)動画に限りなく近い企画とサムネを作る
ことが、勝利のカギだそうです🔑
つまり「似て非なるもの」を作る、ということですね。
例えば、「どんぐりでカレーを買おうとした貧乏少女にご馳走した結果」というのが30万再生されてる❗️となったら、
こぞっていろんなチャンネルが似て非なる企画を練って、
「貝殻で焼きそばを買おうとした」とか「おはじきで屋台のたこ焼きを買おうとした」みたいな動画を出すわけです。
バズった動画の「バズり要素」を集めて、そこを継承した違うモノを作るってことですね。
上の例の場合、「お金以外のもので必死に助けを乞う少女を助けてあげるお話」というのがバズり要素。
「食欲」とリンクして「食べ物ください」という企画なら花丸です🌸
サムネイルもそう。
バズった動画とほぼ同じ構図にして作るのが鉄則です。
…が、私はここで違和感を覚えてしまったんです。
「他の人と同じものを作って何が面白いの?」
と。
当時、私は「サムネと企画で8割が決まる」と教えられていました。
本当にそうなの?
中身が雑でもいいの?
もちろん、中身(=物語)のクオリティが高いほど、長く視聴してもらえるというメリットがあるようです。
長く視聴してもらえる=YouTubeさんがいろんな人に「おすすめだよ〜」と広める=再生数稼げる
という仕組みになっているらしい🤔
だから、ある程度中身は大事になってくるわけです。
もちろん、再生数を稼ぐ=広告収入を得られなければ、チャンネルは存続できません。
収入より経費が上回ってしまうことで、「損切り」という結果になり、潰れていくチャンネルも多いみたい💸
でも…、私はお金を稼ぐことよりもやりたいことがある。
それは、自分の書いた物語が誰かの救いになること。
誰かに影響を与えたり、何かを考えたりするきっかけになる物語を紡ぐこと。
ディレクターは、運営のことばかり考えなければいけないので、物語が全く書けませんでした😭
寝ても覚めても、企画やサムネのことが頭から離れなかった😫
いつしか「これだとオーナーさんに却下されるよなぁ…」と考えるようになっていた。
私は誰のために企画を考えているんだろう。
オーナーさんに一発OKを出してもらえるものをひたすら考えることに、何の意味があるんだろう。
どんなに企画立案を積み重ねても、コツを掴めない。
オーナーさんのアドバイスが頭に入ってこない。
とりあえず企画やサムネを作って、判断を待って、何か言われたらそれ通りに直す。
自分の意見は押し殺す。
自分はディレクターとしてまだまだ未熟。
だったら、先人の言うとおりにした方がいい。
そのほうが、責任も感じなくて済む。
気がついた時には、ただの企画立案ロボットになっていました🤖
「これじゃダメだ」
「いくらディレクターは稼げる、単純作業と言われても、これは私が心からやりたいことじゃない」
「物語が書きたい。自分にしか書けない唯一の物語を」
悩みに悩んだ結果、ディレクターを辞退することにしました。
そもそも、人の上に立つことがあまり向いていないんです。
何かの組織をまとめることに長けていない。
責任やプレッシャーというものに、ことごとく弱い😇
いいかげんな成果物を出されても指摘できず、「まぁ…自分が直せばいいか」と自分を犠牲にしてしまう。
この時点で、向いてないっすよね(笑)
昔の記事を見ていただければわかると思いますが、私はそれなりに濃い人生を送ってきたと思います。
メンタルを壊して、「生きるとは」「人間とは」みたいな哲学的なことも、たくさん考えてきました。
言葉にできない感情もたくさんあった。
人間は十人十色だから、全ての人に届く物語は書けないと思う。
私と正反対の考えを持つ人も、星の数ほどいると思う💫
でも、それでも誰かの救いになると信じて、物語を書きたい。
ディレクターを辞め、シナリオライターに戻ったのは、そう思ったからです。
皆さんは、何かの作品(映画・ドラマ・アニメなんでも)や物語を読む時、何を基準に選びますか❓
私の場合は、自分のアンテナで「面白そう」と思ったものか、世間の評価が高かったものを選びます。
どちらも、オリジナリティがあって、唯一無二の作品だと思うんですよね。
そんな作品を作っていけるように、書き続けていきたい。
いつか、「この物語は堀さんならではだよね」と言われるようになりたい。
私は、自分の口で想いを伝えることがとてつもなく苦手です。
だから、会議とか電話とか対面の会話とか、本当につらい🌀
頭の中で伝えたいことが渦巻くし、喋ったら話があちこち飛んで、結局何も伝わらない。
話すとそうなってしまうことがわかっている。
だからこそ、文字で書いて、キャラクターに代弁してもらう。
物語を通して、私の想いや考えを、見知らぬ誰かに伝えていきたい。
それが、私がシナリオライターをやっている理由です。
うーん、うまく伝わっているのかな❓これ🤔
共感してくれる人が1人でもいたら、嬉しいな✨
とにかく、感覚で生きてる妄想族なんですよね✌️
数字や傾向の分析をする必要があるYouTubeディレクターは向いてない。
「コツさえ掴めば誰でもできる」みたいな甘い言葉はどこにでもあるけど、適性はやっぱりあると思うな🤔
だから、一度飛び込んでその世界を見てみるのは良いと思う。
とにかく、これからも頑張っていきます❗️
では、また〜👋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?