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アフガンとロシアの凍結資産は誰のものか

没収と流用を巡る議論が問う「正義」と「所有」のバランス


現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイト、ドットワールドへの寄稿です。

米国が経済・金融制裁の一環として凍結した在米のアフガニスタンやロシア資産を没収し、アフガンで全土を掌握した過激派組織タリバンによるテロ被害者に対する救済や、ロシアの侵略で破壊されたウクライナ国土の復興に使うことは正しいことなのか――。米国で今、その是非をめぐる議論が活発化しています。

国際法的にもグレーゾーンの領域ですが、究極的には、凍結されたアフガンやロシアの資産が誰のものか、そして、その所有権や使途を他国が勝手に決めることができるのかという問題です。

経済制裁のツールとして資産凍結・没収が行われてきたという歴史の振り返りから、アフガン資産を巡る現在の米国内の議論、そしてロシア資産を巡る論調との比較、さらにはアフガンへの覇権拡大を狙う中国の思惑にからめて分析しました。

ぜひご笑読ください。


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