![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51664240/rectangle_large_type_2_64b2d529be09de2bc5d6f5403fd766ca.jpg?width=800)
詩『天国を想う』
ガランとした静かな、どこか平和な感じのする建物がある、ひと気はない。
何となくふわふわと歩む。
空は薄ら雲に覆われている。
耳を澄ますと遠くの方で車や人の気配があるけれど、ここは静か。
ふと目の前が開け、そこは一面の芝野原。
しにゃりとした薄ピンク色の花が地面を覆っている。
息を呑んだ。
ここは天国ですか?
わたしの数歩先を歩くひと、髪の毛のひと束が風と遊んでる。
ここは天国なのですか?
細長い青色のビニールシートが横たわっている。
天国にもビニールシートがあるかしら?
この時間が永遠だったらいいのに
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?