忙しくなると態度が乱れる人たち

仕事でも対人でも、態度を一日守り通すのは本当に難しいなぁとつくづく思います。上手くいっている時は誰でも機嫌よくやれます。自分も調子がいい。周りも滞りなく動いている。

ところが仕事の中で、どこかで誰かのキャパを越えてしまったところから負の連鎖が始まってしまいます。自分はわりと大きめの喫茶店でバリスタをしています。大きな店なので、ホールだけでもざっくり分けて6セクションほどに分かれています。

忙しくなると急に全体の余裕がなくなってきたり、スタッフの口調が強くなったり、ミスが増え始めたりする訳ですが、必ず”一番初め”があるはずですよね。どこかの誰かが焦り始めてそれが瞬く間に伝播していきます。忙しくなると一人がこなさなければならない作業量が増え、スタッフは足りなくなります。通常時4人で3つの仕事をさばけばいいところが、忙しくなると2人で6つくらいの仕事をしなければなりません。(改めてこう見ると仕方なくも思いますが・・・)

環境を変えることは出来ないので、自分に何が出来るかを考えた時に、少しでも炎の大きさを小さく。鎮火のスピードを早くして大炎上を避けるようにするしかありません。
では実際にはどうするか。自分が火事に巻き込まれるのは論外です。一番疲れます。ただポジション的には間近にいます。と言うか、常に巻き込まれてはいると言った方が良いかもしれません。その中から鎮火しなければなりません。

まず大前提。
●自分が出来る範囲の準備は絶対にやっておく。
自分で出来る準備をしていなくて後手になり、自分の余裕が無くなってしまってはいけません。
●整理整頓
これも自分が出来ることです。作業場を散らかしてしまっては効率を下げます。忙しい時こそ、です。
●周囲を一瞬でもいいから見る
言われる前に周りの状況を先に認識することで、こちらも先手が打てます。

これらが出来ている前提で、大量のオーダーをさばきながら、新人さんの対応、ミスの対応、飛び込みのオーダー、イライラしている人の対応をする事になります。
そう考えたときに自分が出来る一番シンプルで効果的な事。それはやはり、”イライラしない。バタバタしない。”ことです。自分からも負の連鎖を起こすという事を絶対にしない。不測の事態と言いますが、もうパターン化されています。お客さんが離席、オーダーミス、スタッフが自分のミスに対して謝らない。毎日のように起こる事で、思い通りに行くはずないと分かっていても、疲弊してくるとそれがボディーブローのように効いてきます。

ユーモア。大きな声。自分がいるから任せておけ。不測の事態はあって当たり前と改めて認識しておき、準備を徹底させ、これらの態度を保つ。店内で一番激しく燃えているポジションを把握し、出来る限りこれらの態度を持って対応する。
ちょっと態度が守れなくなってきたら、訪問販売の時のようにちょっと水を飲むなど、ペースセットをしてもいいかもしれないです。これらの態度が守れなくなった時点で自分からもネガティブを発信することになり、結果自分の首を絞めますから。


態度を守りきるために、疲れないために、上記の態度を守らないといけません。ちょっと、自分大好きナルシストになってみる事にしてみます。

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