アンフィアスター制作裏話(音源編)
どうも!ギタリスト&DTMer&ボカロPのじゅんぴょんと申します!
この度、2022年6月24日投稿しました最新曲
なんと!ニコニコ動画のVOCALOID毎時ランキングにて最高3位(毎時ランキングは最大1位でした!24時が最高3位?もうよく分からん)を獲得しました!!たくさん聴いて下さった皆様、また広告、引用、RTで拡散して下さった皆様には本当に感謝の気持ちしかありません!!
改めまして、ありがとうございます!!!
さて、今回はそんなアンフィアスターの制作時の裏話(音周りについて)をしていきたと思います!最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
・制作のきっかけ
きっかけは5月上旬に唱音声合成ソフト「Synthesizer V AI」で使用できる音声ライブラリ「夏色花梨(なつきかりん)」を導入したところから始まります。
この夏色花梨は私が昨年から使用している小春六花の1学年上の先輩として発表されてました。公式デモソングを聴いて声の感じが特徴的かつ大変好みだったので元々気になってはいたのですが、詳しく調べていくうちにキャラクタープロフィール欄からなんと、この夏色花梨の誕生日とじゅんぴょん(本体)の誕生日が全く同じ日であることが判明!!
これは運命を飛び越えて宿命(さだめ)ではないか!?
そう思ったのと同時にPC画面上には
「ご注文いただきありがとうございました。」
の文字が。。
……とんでもないです。
こちらこそありがとうございました。
・始まりは夏色花梨デモソングとして
導入したからには夏色花梨先輩に歌を歌ってもらわねば!とぴょんが使用するDAWソフト、Studio One 5のプロジェクトファイルを作成。花梨先輩のデモソングを作る意味で「Karin-Demo1」みたいなファイル名にしました。
そこからギターでコードをかき鳴らしながら鼻歌やらなんやらでメロディを作成。コードがある程度固まったらドラム、ベースなどリズムトラックを打ち込み、その後鍵盤など上物のアレンジを進めていきました。
そして打ち込んだメロディをなんとなーく花梨先輩に歌わせたところ、、、
うーん、少しコーラス欲しいな🤔
せっかくだから六花ちゃんにも歌ってもらうか!
という気分になりました。
そしたらなんか
うーん、アニソンっぽさが増したな🤔
こうなったらとことんアニソン意識するか!
歌姫2人が歌う、、「マク○スF」や「Cl○riS」みたいに!!!
その後、メロディも歌詞もアレンジも大胆に大幅に変更しました。
元の形はあんま覚えてません🤤
・英語パート
この曲、英語の箇所がいくつかあるのですが、元々英語は入れておりませんでした。最初、1番が終わった後に2Aになんとなく日本語ラップパートを入れてみたのですが、、、まぁそれはそれはひどいダサいラップが出来上がりました。うちの家系にヒップホッパーはいなかったしこの先も生まれない、と確信した瞬間でした。
これはあかん、とお蔵入りして試行錯誤してたところ、、
音声ライブラリ欄に「English」の文字が!!
そういやこの2人、英語いけるんやっけ!?と世紀の大発見をしたかのような興奮ぶりで英語パートを作成!!おお、発音めっちゃええぞ!!よし、英語ぶち込んだれ!!!(ぴょん、ちょっと留学してたからなんとなくの雰囲気英詞は作れる)こうしてボーカルパートが出来上がっていきました。
・1stデモ「双星のシンフォニア」爆誕
そうして出来上がったデモ版アンフィアスターがこちら!
ちなみに当時はアニメを意識しすぎて「双星のシンフォニア」という仮タイトルでした(笑えよ、ベジータ)
※↑勝手に転載したりいじったりしないでね🙏
声は調整なし、完全ベタうち状態です。アレンジも詰めておらず音量バランスもバラバラです!絵師様や動画師様に雰囲気を伝えるためにお渡ししたファイルです。完成版と聴き比べるのも楽しいかも!
ちなみに上記の通り作り直しや他の案件を挟んだこともあり、このデモの完成に1〜2週間ほどかかった記憶があります。
・アレンジのブラッシュアップ
その後、同僚に生ベースの録音を依頼したり、細かい部分の打ち直しや修正などを施しアレンジのブラッシュアップ(洗練)をしました。
中でも最も苦労したのが小春六花&夏色花梨の調整でした。
元々、調整慣れもしてないし、経験が浅いということが大きいのですが。
そのくせ、デモソングとかで聴ける本来の声っぽくない、自分だけの色っぽい声質みたいなのを探す旅に出ちゃったりしまして。。。
すんごく時間かかっちゃいました。(アレンジ含めトータル1週間ほど?)
結果の良し悪しは分かりませんが、まぁ自分の中では楽しかったのでOKとします!
・ミックスダウン
最終的に音のバランスをまとめる作業をミックスダウンと言うのですが、これにはそこまで時間とられなかった記憶があります。(3日程度)
楽器全体のバランス調整に1日、ボーカルの調整に1日、微調整に1日、ほどだったかな?
2ミックスまで作ったあと、信頼できるマスタリング師様にお願いして、音源の全工程は終了しました。
・音源制作期間は1ヶ月程
5月中旬から着手し出して、音源が完成したのは6月中旬。
おおよそ1ヶ月の制作時間をとりました。
普段は音源にここまで時間をかけることは少ないのですが、今回は花梨先輩のためにも気合を入れてじっくり作っちゃお!!って気分でやったりました。
この期間が早いやん、遅いやん、など人や立場によって色々な感想はあると思いますが、とにかく結果として満足いく作品が出来たのでオールOK!
シンプルに事実だけを伝える意味でこの制作期間を記しておきます。
・終わりに
長々とお付き合い頂きありがとうございました!
「アンフィアスター」を聴いて下さった方に少しでも裏側を楽しんで頂けたらという思いと、また同じくボカロP活動をしてる方々には少しでも共感やこういった制作の世界線もあるんだな、みたいなことを感じ取ってもらえたら嬉しいです!!
ひとまず今回は自分で勝手に色々と暴ける範囲という意味で(音源編)としました。各所に了承が得られましたら、イラストや動画などのビジュアル編もそのうち追記できたらなぁ、とか思ってます!
(その他にも、もし知りたいことや記事にして欲しいことがございましたら、お気軽にDMなどで連絡ください!可能な範囲で対応します)
もし作品が気にって頂けましたらニコニコ動画、Youtubeのチャンネル登録などよろしくお願いします!!泣いて喜びます!!
それではじゅんぴょんでした!
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