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ずっと読んでた少女漫画雑誌が気づいたら業界1位になっていた件

 これ、要は、『なかよし』はあまりに発行部数が少ないがために、少しでもいつも以上に売れてしまうと品薄になってしまうということじゃ…。

 そんなことを真っ先に思ってしまうほど、『なかよし』は発行部数を減らして久しいです。近くのお店に行くと最低限の数しか置いてないとかもはや当然です。


 そういったわけで、久しぶりに少女漫画雑誌の発行部数を検索してみたのですが、なんとあれだけ長年トップだった『ちゃお』が陥落し、『りぼん』が「印刷証明付き部数」の1位になっていました。

 別にこれは『りぼん』が売上を大きく伸ばしたわけではなく、『ちゃお』がかなり減らしてしまった結果でそうなってしまったという話です。

 といっても、お店に行くとまだまだ『ちゃお』は他よりごつい数を棚に広げられており、そして棚から消えていくのもまた『ちゃお』が明らかに早いので、個人的にはそういう実感は特にありません。


 もちろん、非常に多くの人が指摘しているように、雑誌全体の売上が落ち続けているという実情があります。上記リンク先のように、ド派手に新聞広告を出す『週刊少年ジャンプ』でさえ右肩下がりです。


 ただ、児童向け雑誌には将来の顧客育成という役割があるので、出版社としてもそう安々と捨てられるものではないと認識していると思います。(そこはあくまで私の推測ですが。)

 最近は小学校教育にタブレットが導入されたりと、デジタル媒体は随分と身近になっています。しかし、それでも子どもに漫画を読ませる手段として電子機器を用いるのは、保護者としてはためらわれるものです。となると、やはり漫画を初めて読ませる媒体としては紙が望ましくなってくるわけで、どうしても従来の少女漫画雑誌は捨てがたいのではないでしょうか。


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