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番外編 スターターキットが意外なところで作られていた!? 前編

みなさんこんにちは!otonari運営局の田中です。いつもotonari回覧板をご覧いただきありがとうございます。
前回のVol.3はもうチェックしてくれましたか?
まだの方はこちら!▽

突然ですが、みなさんはotonariスターターキットをご存知でしょうか?
そう、otonariアンバサダーさんのもとに送られてくる、“にゃん”するQRコードなどが入ったセットです。

スターターキットの一部
スターターキットの一部

このスターターキットはアンバサダーとなった店舗に対して送られてくる物で、アンバサダーの皆さんはもちろん、ユーザーの皆さんも受け取りの際にQRコードを使うのでご存知かと思います。
そんなスターターキットなんですが、どこで作られ、どこから送られてくるのでしょうか・・・気になりませんか?気になりますよね!?
そんなみなさまに今回は、「番外編 スターターキットが意外なところで作られていた!?」と題して、スターターキット制作の裏側をご紹介します!
しかも今回は番外編ということで、あの”にゃん”の声を担当されているotonari広報の黒田りささんをインタビュアーとしてお招きしました!
黒田りささんと共に迫るスターターキット制作の裏側、是非ご覧ください。


黒田りささん

黒田りさ
福岡のローカルタレント。
otonari広報であり、”にゃん”の声も担当。
TVリポーター、ラジオパーソナリティ、ライター・MCなど幅広く活躍中。
ジャッキーチェンが大好きで共演するのが将来の夢。
オフィシャルサイト▽


さて、スターターキット制作の裏側に迫るべく、我々は福岡市西区の唐人町にあるにじげん福岡さんにお邪魔しました!

にじげんに入る入り口。黒田さん
にじげん入り口

実はみなさんに送られてくるスターターキットは制作、梱包、発送まで全てここ、にじげん福岡で手掛けられているんです!


にじげん福岡のスタッフさん集合
にじげん福岡のスタッフさんたち

にじげん福岡|就労継続支援B型事業所
住所:福岡県福岡市中央区唐人町1丁目6−14唐人春野ビル2F


就労継続支援B型事業所として運営しているにじげん福岡。
ここでは、一般企業に就職することに対して不安があったり、就職することが困難な障がいのある方に、お仕事としての生産活動やスキルを学ぶなどの就労訓練を提供しています。
また、ここにじげん福岡では日本初となる「オーダーメイド型就労支援」を採用し、ご利用される方々がそれぞれの「なりたい姿」になれるよう支援を行っており、動画編集やグラフィックデザイン、メディア運営や撮影など、決められた軽作業だけでなく、実際のプロによる様々なクリエイティブな支援を受けることができる事業所となっています。

施設紹介
詳しくは公式サイトをご覧ください!▽

そんなにじげん福岡の利用者さんのお仕事の一つがこのスターターキット制作。みなさんの使っているスターターキットは、実は利用者さんのお仕事の一つになっているんです!

スタータキット制作体験

ここからはスターターキット制作の作業について、黒田りささんに実際に体験してもらいました!

黒田) 利用者のみなさんは、まず何から始めるのですか?
五島) スターターキットの中身をわかりやすく並べているので、その日の発送個数分を確認して、自分で取って梱包の作業にかかります。
黒田) みなさんご自身で作業を進められていくんですね!
五島) 利用者のみなさんはもう慣れてらっしゃるので特に指示などもなくこなされてますね。
黒田) すごいです!しかもわかりやすい案内もあって作業しやすいですね!

フライヤーやQRポップ、アクリルスタンドなどの置き場所や、梱包完成図も書いてあって、利用者さんが自ら作業できるように工夫されています!

黒田) このアクリルスタンドもこちらで作られているんですか?
五島) そうなんです。上のフロアで制作しているので案内しますね。

ということで実際のアクリルスタンドの制作場があるフロアへ!

五島)アクリルスタンドはこのフロアの奥にある機械で利用者の方が作ってます。
黒田)すごい!この機械でアクリルスタンドを作ってるんですね!
五島)そうです。アクリルスタンド以外にもアニメやアイドルのグッズなんかも依頼があれば制作してます!

アクリルスタンドを作る機械
アクリルスタンドを作る機械です!

五島)アクリルスタンドの場合は型を取ってレーザー加工機で一度くりぬいて、くり抜いた型をはめ込んでいき、その上にプリントしていきます。
黒田)これも全部利用者さんが作業されるんですか?
五島)そうです。これも利用者さん独自で作業できるようになってます。誰でも型にはめれば完成するようになるまで、実はすごく苦労しました。エラー印刷とかも多くて、レーザー加工の切るスピードも湿度なんかでうまくいかなくなったりと繊細で、丁度いい設定を見つけるのにすごく時間がかかりました。
スタッフで設定を試行錯誤を繰り返して、ここに来るまで一年ぐらいかかりました(笑)

型をはめる作業を体験する黒田さん
型にはめる作業

一年の試行錯誤の末、誰でも型にはめるだけでできるように!
アクリルスタンドはスタッフさんの苦労の賜物なんです。

五島)こういった作業で、就労支援の社会貢献になっているのがまた良いんです。
黒田)実際にどういった方が作業されるんですか?
五島)にじげんに来られる方は精神障がいなどを抱えた人なんですが、この作業を通して機械を操作することやものを作ることに興味を持たれて、そこからお仕事につながるということもあるので、社会貢献につながっていることを実感します。
黒田)自分のした作業がすぐ形になるのも実感につながりますよね。
五島)そうなんです。利用者さん自身も、有名なアプリのお仕事に貢献できているという自信につながって、社会貢献出来てると実感でき、心のケアにつながってます。
黒田)街のいろんなところで自分の作品が見られるのって嬉しいし、誇らしいですよね!

黒田)どのくらいの時間で出来上がるんですか?
五島)各パーツが30分なので全体で90分くらいですね。
黒田)90分も!?
五島)でも機械を動かしている間はほかの作業ができるので、利用者の方はその間にこちらのパソコンで絵を描いたり、ご自身の技能習得の学習の時間にあててます。
黒田)すごい!学習も両立できるんですね。

2階にある学習スペース
フロアの学習スペース

利用者の方の作業や一日の流れについて体験させていただきました!
こういった過程でスターターキットが皆さんのもとに届くんですね。

集荷されるスターターキット
集荷されるスターターキット

😸

後編へ!

スターターキットの裏側、いかがだったでしょうか?
みなさんが普段使っているスターターキットが実は、就労支援のお仕事の1つになっているんです!
次回は、にじげん福岡について代表の五島さんのお話を紹介します。
就労支援事業や数ある事業所の中でも特色のある「にじげん」について語っていただきましたので、是非ご覧ください!


(聞き手:黒田りさ)
(この記事の筆者:otonari運営スタッフ 田中)




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