vol.32 男と女 恋愛観の違い
恋愛において適度な距離感は難しいって話をしました。
最初は適度な距離感で付き合っていこうと思っても、どんどん深みにハマったり、逆に冷静になってしまったり、相手の熱量に右往左往されたり…思い通りにならないのが恋愛の難しさだと思います。
でも一時的な癒しや、恋の対象がゼロよりもいいや。って考え方だと適度な距離感が逆に望ましいのかもしれません。
男性の多くは、多分こっちの考え方が向いているのかなと思います。
女性のように家庭や仕事をしながら、上手く恋愛の時間を作ったり、今は家事!今は仕事!今は恋!!みたいに、気持ちがキレイに切り替えできないから、ココロもカラダも家庭や仕事に全く影響しない範囲で恋愛するほうが心地よいのかなと思います。
例えるなら、絵の具と真っ白なパレットが目の前にあって、女性はパレットの小さなトレイに一色一色、絵の具を置いていってパレット全体の彩りを豊かにするようなイメージで、男性はパレットの一番大きなトレイに一色一色、絵の具を混ぜ合わせていくようなイメージです。
女性はパレットに絵の具の種類が増えれば増えるほど、パレット全体が色鮮やかになって一色一色がよりキレイに見えるけど、男性は混ぜていっちゃうと色が増える度に黒に近付いていくから、どんよりした気持ちになってしまいます…
だから赤(仕事)と黄色(家庭)でオレンジ!
とか、赤だけ!青だけ!のような単純な色構成のほうが男性は心地よいのかなと私は思います。
あっ。
一番、わかりやすい例えがありました。
恋が始まってから「好き」とか、「もっと連絡して」とか、「寂しい」って言われると、男性はストレスを感じます。
なぜかと言うと、恋愛という色を混ぜてほしくないから。
混ぜられると、単純な色の構成が崩れてしまって心地よくないからです。規則正しく我が強い男性ほど、この傾向は強いでしょう。
だから恋愛してからは、何も求めない。何も言わない。そんな女性のほうが付き合いやすいに決まってます。
なんでこんな話をしたかと言うと、適度な距離感とは、今の生活や環境を全く変えたくない男性(のび太くん)と、男性に変わってほしい女性(ドラえもん)で成り立っているからです。
いずれドラえもんは未来に戻って、また別ののび太くんを探すかもしれません。でも、別ののび太くんが同じような人だと、また未来に戻ってしまいます。そんなことを何回かしているうちに、恋愛に臆病になってしまうかもしれませんね。
のび太くんも自分がのび太って気付かない限りは、ずっと変わらないままでしょう。
ドラえもんの世界は年をとらないから、ずっとのび太くんでいいけど、現実世界はそうじゃない。
一年一年老いていくのがリアルです。
続きはvol.33へ
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