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vol.31 適度な距離感

身体と魂。
目に見えるモノが身体で、目には見えないけど存在しているモノが魂っていう話をしました。

カラダは一つ。
相手を好きになればなるほど、それを独占したくなるし全て知りたくなる。

独占や執着するのが嫌だから、好きになるのをコントロールして適度な距離感を見つけていく。

適度な距離感で接していくと、相手もそれに気付いてお互い適度な距離感になる。

適度な距離感とは、お互い本気にならない熱量で恋愛すること。相手を独占したり執着するのを我慢して、それでも好きという気持ちを継続させること。

お互い理性的で大人な恋愛にみえるけど、恋愛に子供や大人なんてないと思います。

逆に子供のようにわがままを言ったり、素直に甘えたり、たくさん愛情を独占したり…

大好きな人にしか見せない一面。
唯一、自分が子供に戻れる瞬間。それが恋愛かもしれません。

お互い適度な距離感で恋愛が成立するなら、こんなに楽しいことはないでしょう。

相手を独占せず、執着せず、それでもお互いの愛情を感じる。何年も繋がっているパートナーならそれは出来るかもしれません。育てた恋愛が成就して独占や執着が必要なく愛情を感じることができるのだと思います。

出会って、恋に落ちて、恋人として向き合い始めて…すぐにこの領域の関係性になれるなら恋愛はとっても楽だし楽しいでしょう。

でも、実際はこんなに簡単に適度な距離感で恋愛を続けることはとっても難しい。

適度な距離感が成立するのは、ドラえもんとのび太くんの関係に似ていて、のび太くんに変わってほしいとドラえもんと、現状維持したいのび太くんとの攻防戦だと私は思います。

本気で恋愛と向き合って、独占したり執着してほしいAさんと、自分の環境や生活を全く変えたくないBさんの攻防戦。

でも、お互い「恋愛がしたい」という共通点があるから関係を続けているんだと思います。

いつかドラえもんが気付くでしょう。
こんなに頑張ってるのに、のび太くん変わらないや。未来に戻ろうかな…って。

実際には未来には帰らないけどね。
でも私たちはドラえもんじゃないから、もっと頑張ってくれるのび太くんと一緒にいたいと思うのが自然な考え方でしょう。

vol.32へ続く。

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