【オトナインターンシップ】三和電気工事。創業57年の会社に新しい風を吹かせたい。入社時、みんな未経験からのスタートでした。
※インターンシップ募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。
はじめまして。私たち三和電気工事株式会社は静岡県富士宮市にある電気、空調設備、計装における、設計・施工・管理全般を行う会社です。
昭和41年(1966年)に創業し、2023年で57年を迎えます。電気工事の施工からスタートし、公共施設や店舗・工場など、さまざまな建築物の電気設計・施工・メンテナンスを行っています。現在は電気工事を核としながら、自動制御・空調・エコ分野等の事業を手掛け、お客様に合わせたご提案をしています。
突然ですが皆さんは「電気工事の会社」と聞いてどんなイメージを持たれますか?
職人の世界
現場の仕事
経験が問われそう
上記のような声を聞くことがあります。やはり、経験者以外の方にとってはイメージしづらい業界・仕事なのではないかと思っています。
今回の募集は「未経験者歓迎」です。
求人情報で「未経験から教えます!」と言った文言、よく見かけますよね。一方で、こういった感情も抱くのではないでしょうか。
未経験といっても大変そう・・・
本当に教えてくれるのかな・・・
どんな人が働いているんだろう・・・
そこで、今回は私たちの会社で働いてくれている社員へのインタビューを通して「未経験で働くことへの不安を少しでも和らげられたらいいな。」という想いからオトナインターンシップの参加を決めました。
今回のインタビューを通して私たちの会社・事業内容と社内の雰囲気が伝わり、少しでも「働いてみたい!一度インターシップに参加したい!」と思ってくれたら嬉しいです。
工務課 實田(じつだ)さんインタビュー
實田 稔 中途入社・7年目
平成28年、電気に関しては未経験で入社。
前職は機械関係ということもあり、入社時の戸惑いはなかったものの、日を追うごとに電気の奥深さを痛感。
現在工務課にて個人住宅から、店舗、建物まで幅広く担当。
施工管理士を目指し奮闘中!
-どんな経緯で入社されましたか?
弊社社長の知り合いである父からの紹介です。前職も機械を整備する仕事をしていました。
-今の課(工務課)ではどんなお仕事をされていますか?
商業施設や病院内の電気工事の仕事をしています。わかりやすいところでいうと、オギノ様やエコネコル富士工場様を担当させていただきました。
-電気のお仕事は設計を一からやられるんですか?
そうですね。部署には10名ほどの同僚がいますが僕はまだ経験が浅く下っ端なので、設計は先輩にやっていただいています。設計をもとに、現場で職人さんに指示をするという感じですね。
-7年目で下っ端、、!ということはベテランの方がたくさんいらっしゃるんですね。
そうですね(笑)。大先輩がたくさんいらっしゃいます。
-電気に興味を持たれたきっかけはありますか?
元々機械をいじるのが好きで、前職も機械関係だったので、そのつながりですね。小さい頃に、モノづくりが得意な父の背中をずっと見てきたので、自分も将来モノづくりをしたいと思うようになりました。工務課では電気の他に建築も対応していて、はじめは戸惑いましたが、やっていくうちに楽しいと感じるようになりました。
-仕事において、どんなことに楽しさ・やりがいを感じますか?
私が担当して出来上がった施設を見ることですね。その施設に家族を連れて行くときに達成感を感じます。家族の反応は「へ〜」くらいなんですけど(笑)。カタチになってまちの活気に繋がっていくのがおもしろいなあと感じます。
-これまで7年間、続けられたのはどんな理由が考えられますか?
聞けばなんでも教えてもらえる環境があることです。基本的にこの業界では、「先輩方に教えてもらう」というよりも、「先輩方の背中を見て覚える」ということが多いんですけど、見るだけではわからないことも沢山あるんですよね。そのわからないことを先輩方に聞いてみると、親切に教えてくれるので本当にありがたいです。先輩方からいただいた知識を自分なりにかみ砕いて、それを現場に活かしてきたことで今まで続けてこれました。
-社内のあたたかい雰囲気は、会社に入った時点で感じました。
そうですね。上司部下関係なく、雑談したり、仕事の相談が気軽にできる環境なので、とても働きやすいです。
-もし自社のことを他の人に紹介するとしたらどんな風に紹介をしますか?
「会社の雰囲気が本当に良い」ということと、「知識と経験は会社に入ってからでも身につく」というのは強く推したいですね。ただ、この業界は決して優しくはないので、「なんとなくやってみたい」という気持ちだと、少しハードル高いかな。
-決して優しくないとはどういった意味合いなのでしょうか?
昔でいう「3K(きつい、汚い、危険)」のような、現場もないとは言えません。そのため、とりあえずやってみようという心持ちだけだと「思っていた以上にキツかった」だとか、「想像と違った」と思う方がどうしても出てきてしまうみたいで。あとは、仕事で関わる人数が多いので、対応能力を求められることも多々あります。職人気質の文化もありますからね。
-その大変な中でも實田さんが続けてこれたのはなぜですか?
そうですね、やはり手に職をつけたかったという想いはあります。電気の技術はどこの職場にいっても必要とされるので。あとは、昔から怒られることに慣れているというのがあるかもしれません(笑)。職人さんに怒られることもありますが、自分自身未熟な部分も多いため次に繋げよう!と切り替えています。
-先ほど「手に職を」とおっしゃっていましたが、プライベートでも活かせることはありますか?
はい、家庭でコンセントを変える時に活かせます(笑)。
-かっこいいですね!憧れます!資格が必要なんでしょうか?
電気工事士の資格を持っているので、配線をいじることができます。資格については社内申請を行えば資格取得にかかる費用を補助してくれたりと会社がしっかりサポートしてくれます。
-今後、チャレンジしてみたいことはありますか?
機械関係の仕事をもっと勉強したいですね。前職が機械関係だったからというのもあるんですけど、最近、工場関係の仕事で機械に接することが増えてきたことで、機械を専門的にやっている上司に教わりながらもっと勉強してみたいと思うようになりました。
あとは、スキルアップのために、施工管理士のような難しい資格にもチャレンジできればと思います。僕は工務課の中ではまだ社歴が少ないですが、新しい方が入ってくればアドバイスをしていく立場にはなるので、そのためにも頑張っていきたいです。
工事部 土佐さん・渡邊さんインタビュー
土佐 洋介
平成19年入社。
工場の保守管理・メンテナンスを手掛ける。
安全性・信頼性・快適性を追求し、最新の技術力をお客様にお届けできるよう、精進の日々。
飲食業から転職し、今では電気のとりこに。
課長代理として上司の補佐役・部下の指導にも奮迅!
渡邊 悦子
異業種退職後、職業訓練校(ポリテクセンター静岡)で電気を学び、平成4年入社。
細かい作業が好き&得意とすることから、盤の制作には欠かせない存在に。
ミリ単位の誤差も生じない技術力と気遣い力でお客様からのニーズに的確な対応!
-現在、お二人はどんなお仕事をされているんですか?
渡邊さん(写真右):制御盤をつくるのが主な仕事です。その仕事を最初に現場からもらってくるのは土佐さんの役割ですね。
土佐さん(写真左):僕含めて他にも担当者がいるんですけど、それぞれがそのお客様に見合うものを考え、それを渡邊に設計してもらうという感じですね。それをまた僕がお客様とすり合わせるという感じです。
-渡邊さん・土佐さんはご入社されてどのくらいですか?
渡邊さん:私は30年経ったくらいです。
土佐さん:僕は15年くらいですかね。
-元々同じ業界にいらっしゃったんですか?
土佐さん:いえ。元々は別の業界から未経験で転職してきました。最初の勤め先は回転寿司でした。
-回転寿司!ということは、最初は完全未経験で、学びながらお仕事をされていたんですか?
土佐さん:そうですね。高校も普通科だったので、完全未経験です(笑)。この業界に興味を持ったきっかけは車関係のお店でアルバイトをしていたとき、他の仕事を見つけるまでのつなぎのつもりだったんですけど、そこでやっていたオーディオの配線の仕事が楽しくて。仕事をしていくうちに、この業界に就職したいと思うようになりました。
-未経験ということで、はじめは苦労されましたか?
土佐さん:そうですね。覚えることがとにかく大変でした。特に「モノの呼び方」には苦労しました。
-モノの呼び方ですか!詳しくお伺いしてもよろしいですか?
土佐さん:職人さんによって工具や材料の呼び方が違うんです。職人さんにはベテランの方が多いので、昔の呼び方をしたりするので、中々わかりづらくて。「〇〇持ってきて!」と言われた後に、別の人から「△△持ってこい!」と言われて、何かわからず戸惑っていたら、同じモノを指していたということもありました(笑)。
-それは大変でしたね(笑)。文化になじむというのは中々大変だったと思うんですけど、それを乗り越えられた理由はなんだったのでしょうか?
土佐さん:身体を動かすことが楽しかったからですかね。あとは、自分の成長を実感しやすい環境だったので、達成感を感じられた、というのも大きいです。たとえば、「遅い!」といつも言われていた作業を、徐々に早くできるように頑張ったら、いつの間にか言われる前に作業を終えることができるようになっていたみたいな感じです。
-渡邊さんは元々別の業界にいらっしゃったんですか?
渡邊さん:そうですね。元々は全然違う職種でした。異業種の前職を辞めてから職業訓練校にいき、手に職をつけるために一年間学びました。
-これまでの仕事で一番苦労したことはなんですか?
渡邊さん:10年ほど前に、高価な機械についている盤を壊してしまったことですね・・・。現場にいって盤を新しいものに交換する、という仕事だったんですけど、電気を流したら、バシーンと跳ねて壊れてしまいまして(笑)。機械は色んな装置がつながっていて稼働しているので、一つ壊れてしまったら全部だめになってしまうんですよね。その後は上司に助けてもらってことなきを得ましたがとても緊張感のある体験でした。
-一方で、「今のお仕事をやっていてよかった」と思うのはどんな時ですか?
渡邊さん:自分の携わった盤が完成した時ですね。盤はなにかちょっとでもトラブルがあると作動しないので、完成してちゃんと作動することが確認できると、達成感があってとても嬉しいです。
-土佐さんはお仕事をやっていてよかったなぁと思うのはどんな時ですか?
土佐さん:お客様に感謝の言葉をいただいたときですね。取引先が火災によって機械が壊れてしまい、夜通し復旧作業をしたことがありましたが、お客様からの「ありがとう」で、疲れが達成感とやりがいに変わりました。
-「こんな人に入社してもらえたら嬉しいな」というような人物像はありますか?
土佐さん:環境の変化を楽しめる方ですかね。楽しめれば知識もスキルも自然と身についてくると思うので、僕みたいに未経験でも大丈夫かと思います!
-環境を楽しめる人の特徴とかはなにかありますか?
土佐さん:大変な仕事を乗り切れるようなマインドを持っている方だと思います。僕は前職で早朝から深夜まで働いていたこともあったんですけど、そこで心も身体も鍛えられました。でもそれは前職の話で、当社はそんなことないのでご安心ください(笑)。
-渡邊さんは「こんな人に来てもらえたら嬉しいな」というような像はありますか?
渡邊さん:細かい作業が好きな方ですね。細かい作業が多いので楽しいと思います!私は実際やっていてとても楽しいです(笑)。電気の作業はパズルみたいなものなので、「あの接点でここが動くんだ!」みたいな、パズルがハマった時のような快感があってそこがすごく好きです。
-大変なことがあっても、それでも好きと思えるのは、天職かもしれないですね!
渡邊さん:そう思います(笑)。
-お二人が今後チャレンジしてみたいことはありますか?
土佐さん:自分の専門以外のことも勉強して、自分の領域を広げていきたいですね。基本的に僕の仕事は電気設備なんですけど、最近は、電気を供給したあとの設定までお願いされることが多くて、苦戦しています(笑)。できればその期待にも応えられるようになりたいなぁと思っています。
渡邊さん:ソフトをつくれるようになれたらな、と思います。私が今やっているのは、仕組みが目に見えてわかるハード面の仕事なんですけど、ハードを動かすためのソフトをつくることができるようになったら、もっと幅広くお仕事ができるので、楽しいんじゃないかなぁって。
-渡邊さんのように、設計から組み立てまでのお仕事ができる方って社内にいらっしゃるんですか?
渡邊さん:できますよ。やらないだけで(笑)。
土佐さん:いや!僕はまだレベルが低くて、、(笑)。
渡邊さん:よく言うよ〜!(笑)。
土佐さん:細かい仕事は好きなんですけど、外の仕事をしながら中の仕事も極めるのはどうしてもむずかしくて。やっぱり渡邊さんに頼っちゃうんですよね(笑)。会社のことを考えると、渡邊さんの後継者がいてくれたらいいなぁと思います。
総務のつぶやき
-「会社に新しい風を吹かせたい」という想いを伺ったのですが、その背景から教えていただけませんか?
高山さん:まず、このままの状態では新しい方が入社してこないのではと、ふと思ったからです。元々弊社会長が「俺の背中を見て覚えよ」みたいな職人気質で、その風潮が社内全体にありまして(笑)。また入社して何年経っていても「自分なんてまだまだ」と過剰に謙虚で控えめにしている傾向もあるのかもしれないなぁと思っています。
全体的にまじめで優しいんですけど、口下手でアピール力が足りないので、若い世代の方に受け入れてもらうためにこの風潮を払拭したいなと思いました。
高山さん:今後は新しい方を育てたり、再現性のある組織になって事業を継承していってほしいという想いを持っています。
-御社では70代の方が活躍されているとも伺いました。年を重ねても会社から、そしてお客様から求められ続けることは他のお仕事ではあまり聞かないです。本当に素敵ですね。
高山さん:すごいですよね。お客様から、「彼じゃなきゃ!」と電話がひっきりなしにかかってくるベテラン社員が何人もいます(笑)。
-それほど求められるということは、技術だけではなくて、人として信頼されていらっしゃるんですかね。
高山さん:そうですね。やっぱりお客様を大切にすることを徹底しているからだと思います。例えば、ティッシュペーパーを一つ買うにしても、飲み会をやるにしても、なるべくお客様のお店を利用したりだとか、自分達で貢献できる範囲のことはやるようにしていますね。
-備品をなるべくお客様の元で購入するというのは貴社の風土でもあるんですか?
高山さん:そうですね。会長の教えといいますか、伝承みたいな感じです(笑)。
格安の通販サイトとかで買った方が備品は安いんですけど、買いたいモノがお客様が取り扱っている商品であれば、必ずそこで買おう!といった風潮があります。
-その素敵な姿勢はお客様に伝わっていると思うので、他の方にももっと伝えていきたいですね。もったいないです!(笑)
高山さん:そうなんですよ(笑)。私たちの事業はさきほどの事例紹介にもあったように形に残るものづくりを生業にしています。みんなの心の中に、会社の姿勢も事業も誇れる形となって胸に刻まれていることと思います。そんな私たち三和電気工事のことを広く伝えていきたいと思い、最近はホームページのリニューアルや求人サイトの募集も始めました。一つ一つ頑張っているところです。
-今後、チャレンジしてみたいことはありますか?
学生さん向けのインターンシップをやりたいです。今までインターンシップ自体やってきたことがなかったんですけど、今回のオトナインターンシップを期に、高校生・専門学生・大学生にも来てもらえるインターンシップづくりにも着手できたらなと思っています。
〈インターンシップのお題〉
未経験でもOK!電気のとりこになってみませんか?
三和電気工事には仕事を始めてから「電気のとりこ」になった従業員がたくさんいます。
そこで未経験者の方にも分かりやすく電気のイロハを伝え、体験して頂き、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
※4~5時間ほどの体験型ワークショップになります。お昼は地元富士宮の名物をご用意します!
〈参加資格〉
〈申込~参加までの流れ〉
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