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テレワーク歴20年超のモバイルワーカー、1ヵ月半の在宅勤務でわかったこと

新型コロナウィルス感染予防のため早めの在宅勤務を開始し1ヵ月半。非常事態宣言を出すといわれている今、多くの会社で働く人の安全を考えながら業務継続のための勤務体制や在宅勤務のための整備を進めていますね。本当に大変だと思います。

私の場合は普段から会社でも家でも仕事しているので在宅勤務100%で困ることなんて無いと考えていましたが、知人の会社の話や自分のチームで起きたことなどから色々見えてきたこと、感じたことを共有します。

在宅勤務ができる人

まず、持帰りできる業務を担当していること。これは第一条件ですね。ただ、業務的にはOKでも、関係者がそれを認めてくれないといけません。
「オレが出社しているのに、何で出てこない」などという上司はもっての外ですが、何も言わずに出社している同僚の存在なども、課題になりますね。

これは、企業・組織がトップダウンで方針を出すべきでしょう。
もちろん、方針とする以上、発生する課題への対応、リスク想定は経営者陣の責任で進めるのですが、当事者もこの機会に「なぜ、出社しないと出来ないのか」を真面目に考えてみましょう。

業務をするために必要なもの

社外で業務を行うための機器があること。
個々人が最低限のセキュリティ認識を持っていること。

この2点は重要不可欠ですね。

会社施設内での作業を前提として、ということでは殆どの企業で対応しているかと思います。テレワークについては、用意しているだけでなく、実際に運用していないと、急に対応ができないでしょう。
機器の使い方がわからない(今まで使ったことない)という話が結構多くの組織でありました。

また、不測の事態ということで新たに対応をする場合に、これまで使用経験の無い設備やツールを急ぎ導入することがあると思います。
見栄えの良い使い勝手の良いツールに目が行きがちですが、道具が全てを解決するわけではありません。お友達とのやり取りではなく、業務ということであれば、実際に使用する個人のITリテラシーやセキュリティ認識が重要になります。これこそ、急には対応できませんので、普段の社員教育や組織風土って重要ですね。

今後もっとも気をつけるべきこと

自宅に業務をできる環境があること。
時間管理は意識してすること。

実はこの2つ、20年以上のテレワーク経験を持つ私が一番共有すべきことだと感じていることです。

特にフルタイム勤務の方でお子様が小さい方は保育園や小学校が命綱。
新型コロナウィルス感染予防のため、自宅にお子様がいる状態で仕事をしなくてはならない状況が生まれています。特に学校が休校になって過密状態の学童保育へ預けなければならない罪悪感、学習面フォローが家庭環境に依存するのに、自分が思うよりやってあげられないという焦り、など在宅勤務の間接的な課題として浮かび上がっています。

次にWeb会議が当たり前になってくると、家の中のどこで会議をするかということが課題になってきます。海外との会議は日本時間が深夜のケースも多く(特に女性は化粧を落とせないと嘆いています)昔から課題ですけれど、それだけではなく、会議相手のパソコンに移る自分の服装、家の中、家の音、というこれまで外に出していなかった情報に気を遣うことになります。
たまにお子様登場、ペット登場もほのぼのしますけど、参加者がお互いにそう思える関係性であれば良いですね。

最後に時間管理について。
ある作業に集中すると時間の感覚がわからなくなります。会社オフィスでは、周囲の人の動きで時間を察知するということをしていたんだな、とあらためて気付かされました。
出勤のための身支度や通勤と移動のリズムがなくなり、曜日の感覚がなくなります。ゴミの日の確認が頼り。。。なんてことにも。

なぜ、これらがもっとも気をつけるべきこと、かというと、全部これストレス過多になるんですね。会社オフィスより自宅なんてストレスフリーだと思っていましたが、気づかないうちに追い込まれる人がいるようです。

最後まで読んでいただいた方に、何か気づきがあれば嬉しいです。
一刻も早く世の中の状況が改善しますように・・・。

#リモートワーク #在宅勤務

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