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最初に3匹寄ってれば文殊の知恵だったのにね。

木でできていたり、藁でできていたり、レンガでできていたり。

人それぞれ。


友だちとして認め合えれば『痘痕も靨』(あばたもえくぼ)、受け入れられるのに、評価か体裁が顔を出すと橋のない川の向こう岸とこちら側。


そりゃあ人間だもの、万人に対して寛容にはなれないだろうけど、かの物語の主人公たちが教えてくれたじゃないの。

力を合わせておかないと食べられてしまう。

レンガの末っ子豚だけは、賢さから逆にオオカミを食べちゃった。

文殊の知恵で最初に話し合っておけば、3匹とも助かったのにね。



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