猫の耳に除夜の鐘。
馬の耳に念仏ならぬ、猫の耳に除夜の鐘。
馬も猫も、人間様の年の瀬なんて関係なし。
我が道を行く。
年が変わろうが変わるまいが昨日までと同じなんだもの。日が変われば明日になる。それだけのことじゃない。
いいじゃないの、毎日が幸せならば。
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かつて先輩が多忙を嘆き、「イヌ・ネコのように生きたいなあ」とため息をこぼしてた。
あの頃は、時間の背中を追いかけていた。
だけど今は違う。思惑に揺れる心に遅れをとったりもするけれど、追い抜かしたりすることも。
ここに来て時間はやっと手に取れそうなところまで近づいてきた。
除夜の鐘も、ネコにとっては手のうちの心地よい子守唄。
Gone とひと突きごと、深い寝息で呼応して、過ぎゆく時間に寄り添って。
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