佐野さんのご活動や少年時代!?

佐野さんのお話を聞いて能だけでなく佐野さんに興味を持った方も多いのではないでしょうか?
現在の佐野さんのご活動の一部や佐野少年時代のお話を、こっそりみなさんにだけお教えします!


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佐野さんは、小学4年生から中学3年生までの6年間を、ここ三保で過ごされているんです!
三保の松原は生活の一部だったそうですよ!

そんな佐野さんは、現在静岡市立清水第五中学校で能の授業という活動もされています。なんと約25年も続いている授業だそうです!

この授業は生徒の3年間にわたって、
「伝統芸能を通じて生きる力を身に着ける」
をテーマに行われています。

1年生 地域や身近なことをきっかけに学び、思いを持たせる
2年生 日本の文化としての能について学ぶ
3年生 人前で発表したり表現したりすることを学ぶ

この目的のため、

1年生 羽衣の松の前で佐野さんからのお話を聞く
2年生 能の衣装や楽器を触り、体感する
3年生 薪能の当日に全員で羽衣を歌い、代表者は芝居も行う

という授業をされているそうです!


佐野さんからのお話を聞けたり、能を体感できたりする経験はとっても貴重で静岡市立清水第五中学校に今からでも入学したくなってしまいますよね! 


羨ましいあまり佐野さんを少し遠くに感じてしまった人もいるのではないでしょうか?
実はそんな佐野さんでも、能により真剣に取り組むきっかけとなったあるフレーズがあったそうなんです!

それがこちらです!

緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 
月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色か


これは謡曲「竹生島」の中で、琵琶湖の中にある竹生島に向かう船から見える景色を歌っている場面だそうです。

緑樹の影が沈んで、月の光に照らされて、周りの木立が琵琶湖の水面に映っている。そうすると、泳いでいる魚がその木を登っているように見える。お月様が水面に映るとさざ波が揺れて、兎が波を走っているように見える。なんと面白い、なんと素敵な景色なんだろう。

こちらがそのフレーズの意味です。とっても貴重なので、佐野さんがおっしゃった原文そのままで書かせていただきました!

佐野さんが能にさらに興味を持ったきっかけの謡曲「竹生島」も見てみたくなりますよね!

佐野さんから貴重なお話を聞かせていただきました!


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